昨年、ベトナムと中国へ行った。
少数民族と棚田を巡る旅です。その旅行記です。
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ここは雲南省・紅河ハニ族イ族自治区・元陽県・麻栗寨茶場です。
「
麻栗寨茶場の棚田」です。
棚田は一段一段重なり合って山頂まで伸び、まるで「天に上る梯」のような
景観をつくり上げています。
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元陽の棚田はこの地域においても代表的なものと言ってよいだろう。
特に霧や雲が多い季節に霧や雲で覆われた山一面に広がる棚田に入ると、
まるで天上界にでも入ったような神秘的な雰囲気に浸ることができる。
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約2500年前に、ハニ族の祖先がチベット高原から雲南南部の辺地に当るここに移住した時、予想以上の困難にぶつかった。
ここの山々が農作に全く適していないことである。
にもかかわらず、ハニ族の人々はやはり山の斜面に石の壁をつくって地を拓き、
水を引いてこれを灌漑し、稲の栽培を始めた。