今回の旅は、「中国・貴州省の少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」
と言われています。棚田があるかな?
ここは貴州省・六盤水市・六枝特区・梭戛郷(町)(そうかきょう)・高興村です。
長角ミャオ族が暮らしています。
女性の付け髪(カツラ)は、昔は、先祖代々受け継いだものや、
子供の頃から抜けた髪の毛を集めたものを縄状に編んで作った、カツラでした。
現在では、人毛に、染めた毛糸や麻糸を編んで作っています。
髪結いの実演を見ることが出来ました。
自分の髪に角状の大きな櫛をつけ、つけ髷をこの櫛に巻きつけて結います。
骨格となる三日月状の大きな櫛を、地毛を使って後頭部に結い付けます。
付け髪(カツラ)はもう一人のご婦人が持っています。
付け髪(カツラ)を三日月状の大きな櫛に絡めるようにして巻き付けます。
巻き付けた付け髪を長角風に整えます。
三人がかりで整えます。大変な髪結い作業です。
完成です。
毛糸が横に広いため、形を良くするために白帯でガシっと固定して完成した。
大きければ大きいほど「美しい」と言われ、その重さは大きいもので4Kgにもなります。
この髷は、儀式の時や人を歓迎する時、市場など村から外出する時に結っています。