前回アムステルダムの紋章について触れましたが、アムステルダムの街を歩くと、写真のような物体に出くわします。これは、歩道に車を駐車できないようにする目的で設置されています。最初に出現した1960年代当時は白い色でした。現在は、アズキ色です。ご覧の通り、この円柱には、アムステルダムを象徴する三つの×印がついています。オランダでは、この物体をAmsterdammertje(アムステルダッメルチェ)と呼んでいます。アムステルダムの小さな住人って感じの意味です。地上に見えている部分の高さは75cmですが、地面に埋まっている部分も加えると1mあり、重さは20kgです。最近、道路計画などの政策により、この円柱は廃止される方向で、どんどんと数が減ってきています。