たまたま出かけた本屋さんで、デイヴィッド・ミッチェル(David Mitchell)の本発売イベントに出くわしました。実は彼のことはまったく知りませんでした。開始前からかなり人が集まっていたので、もしかしたら面白いのかもと思い、見てみようと思いました。
イベントが始めると、最初のほうからやたら「Japan」という言葉が出てきます。実は、新作『THE THOUSAND AUTUMNS OF JACOB DE ZOET』は、日本の出島を舞台にしたオランダ人のお話なのです。この著者、日本に長く住んだことがあり、奥様は日本人なのだそうです。そして、ブッカー賞の候補にも何度か過去の作品がなっているとのことで、有望な現代作家のようです。
イベントは、新作の朗読も含め、質疑応答などもあって、1時間強くらいで、盛りだくさんでした。気さくな感じの人柄で、ところどころジョークを交え、楽しいイベントでした。
「当時、こんな遠くまで出かけていくような人は、オランダ人であれ、イギリス人であれ、ひどく品のよい人ではなかったでしょう。やはり一山あてられればかなりラッキーという賭けに飛びつかざるをえなかった人たちでしょう」というコメントが印象に残っています。出島にいるオランダ人は、日本から見れば唯一の世界への扉を握っている人ですから、徳の高い人と思いたがりますが、実際はどうだったんでしょうね。
この著者に興味を持ったので、とりあえず20世紀が舞台の『Black Swan Green』から読んでみようかなと思っています。
体調良好。早くは歩けません。すぐに息が切れます。
イベントが始めると、最初のほうからやたら「Japan」という言葉が出てきます。実は、新作『THE THOUSAND AUTUMNS OF JACOB DE ZOET』は、日本の出島を舞台にしたオランダ人のお話なのです。この著者、日本に長く住んだことがあり、奥様は日本人なのだそうです。そして、ブッカー賞の候補にも何度か過去の作品がなっているとのことで、有望な現代作家のようです。
イベントは、新作の朗読も含め、質疑応答などもあって、1時間強くらいで、盛りだくさんでした。気さくな感じの人柄で、ところどころジョークを交え、楽しいイベントでした。
「当時、こんな遠くまで出かけていくような人は、オランダ人であれ、イギリス人であれ、ひどく品のよい人ではなかったでしょう。やはり一山あてられればかなりラッキーという賭けに飛びつかざるをえなかった人たちでしょう」というコメントが印象に残っています。出島にいるオランダ人は、日本から見れば唯一の世界への扉を握っている人ですから、徳の高い人と思いたがりますが、実際はどうだったんでしょうね。
この著者に興味を持ったので、とりあえず20世紀が舞台の『Black Swan Green』から読んでみようかなと思っています。
体調良好。早くは歩けません。すぐに息が切れます。