Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート:キーシン(Kissin)@コンセルトヘバウ

2014-06-22 11:21:24 | Concert
アムステルダムのコンセルトヘバウでのエフゲニー・キーシン(Evgeny Kissin)のコンサートに行ってきました。
キーシンと言えば、1986年に15歳で日本でコンサートをして、その当時、神童と話題になりました。
まだ少年ぽい姿が記憶に残っているのですが、現在は彼も42歳。
私の席は背中と右手が見える場所でした。大きな背中を見て、大人になったのだなあと思いました。
さて、プログラムは、
Schubert - Sonate in D, D 850
休憩
Skrjabin - Tweede sonate in gis, op. 19 'Sonate Fantaisie'
Skrjabin - Etude in fis (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in B (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in E (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in As (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in gis (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in bes (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in dis (uit 'Etudes', op. 8)
でした。
にわかクラシックファンの私には、聞きなれないものばかり。
でも力強いピアノで、音がよく響き、きれいなのにはびっくりしました。堂々と、ときにはロマンチックに弾いていきます。力強い指の動きはもとより、腕がよく動きます。
私は前のほうの席でしたが、この音だと後ろのほうも問題なく音を楽しめると思います。
休憩後のスクリャービンのほうがよい感じでした。Sonate Fantaisie'(幻想ソナタ)では、海の波が打ち寄せる状況を感じました。
終わるとともに拍手喝さい、その後アンコールへ。アンコールは3曲。
バッハ ケンプ編 シチリアーノ
スクリャービン Etude ?
ショパン ポロネーズ第6番 英雄
だったと思います。
バッハ ケンプ編 シチリアーノが情感たっぷりでとても良かったです。
コンセルトヘバウは満員で、これまででいちばん観客の拍手が熱狂的でした。やはりファンが多いのかなと思いました。
インターネットでいろいろ見ていたら、このキーシンのピアノコンサートが同じようなプログラムで日本でもこの春にやっていたのですね。チケット価格を見て、少しびっくり。いちばんよい席だと18500円もするのですね。
アムステルダムのコンセルトヘバウのコンサートでは、席の種類は二つだけで、66ユーロと82.50ユーロでした。
コンセルトヘバウは席に空きがあれば、当日でも窓口で簡単にチケットが買えますので、アムステルダムに来る機会があればぜひ訪れてみるといいのではと思います。
体調は良好です。