鹿島茂著「パリの日本人」を読了。
開国期、明治と、海外に日本人がほとんどいない頃に、パリに行き住んだ人の記録。自費で行った人もいれば、国費留学で行った人もいます。それぞれが、日本とパリの差を目の当たりにし、その中でパリが大嫌いになった人もいれば、パリを思いきり楽しんだ人も。
西園寺公望、原敬、東久迩宮稔彦、獅子文六などなど、あの人もパリ帰りなんだと、新しい発見がありました。
知らなかった人でいちばん興味深く読んだのが、林忠正。美術商で、パリでの日本ブームに貢献した人物。印象派の画家などパリの芸術家との交流も深く、日本人芸術家と彼らの橋渡しをしたそうです。浮世絵など日本美術の良さを流暢なフランス語で解説でき、フランス人の評論家や作家とも絆をきずきました。
文庫版だと最後に「パリの昭和天皇」の項があり、これも興味深かったです。
なかにはくだらないなーと思った項もありました。
開国期、明治と、海外に日本人がほとんどいない頃に、パリに行き住んだ人の記録。自費で行った人もいれば、国費留学で行った人もいます。それぞれが、日本とパリの差を目の当たりにし、その中でパリが大嫌いになった人もいれば、パリを思いきり楽しんだ人も。
西園寺公望、原敬、東久迩宮稔彦、獅子文六などなど、あの人もパリ帰りなんだと、新しい発見がありました。
知らなかった人でいちばん興味深く読んだのが、林忠正。美術商で、パリでの日本ブームに貢献した人物。印象派の画家などパリの芸術家との交流も深く、日本人芸術家と彼らの橋渡しをしたそうです。浮世絵など日本美術の良さを流暢なフランス語で解説でき、フランス人の評論家や作家とも絆をきずきました。
文庫版だと最後に「パリの昭和天皇」の項があり、これも興味深かったです。
なかにはくだらないなーと思った項もありました。