Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ランザローテ(Lanzarote)島旅行⑨:César Manrique(セサ・マンリケ)の島

2010-10-11 09:29:59 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
ランザローテでいちばん耳にする人物の名は、César Manrique(セサ・マンリケ)です。この島が特徴ある美しい観光の島としての地位を得ることができ、またアピールできる環境を作ったのが彼であり、その果たした役割は非常に大きいものがあります。
彼はこの島出身の著名な芸術家であり、島のあちらこちらに、彼が作った空間造形物(写真)や彫刻などがあります。ちょうど溶岩地帯の真ん中に建てられた、とても卓越した眺めの家は、もちろん彼の設計したもので、現在César Manriqueのミュージアムになっています。溶岩地帯の中の空洞を利用した家で、構造的にも、またそれぞれの部屋ごとのインテリアにも興味深いものがあります。ランザローテに来たら、必ず訪れたほうがよいミュージアムです。
彼は、晩年を精力的にランザローテで暮らし、1992年に交通事故で亡くなっています。事故のあったロータリーの真ん中にも、彼が製作した大きな空間造形物が建っています。

ランザローテ(Lanzarote)島旅行⑧:日帰りクルーズのおまけ

2010-10-10 14:02:07 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
Sweet Carolineの日帰りクルーズですが、ちょうど港に帰る途中、イルカ達に遭遇しました。最初は遠くに見えただけだったのですが、どんどん近づいていって、ほんの間近で見ることができました。6、7頭はいたと思います。スーパーのビニール袋を鼻でつついて、取り合うようにして、じゃれあっていました。海でイルカを見るのははじめてだったので、うれしかったです。
私たちに観られているのを意識しているかのように、近くに来ては、飛び跳ねたりして、かわいかったです。
乗客はみな写真を撮ろうとしていました。イルカの動きは機敏で、予想しにくく、良い写真を撮るのは難しかったです。が、みなかなり良い写真を撮っていました。それだけ、イルカが近くまで来ていて、またけっこうたっぷりな時間周りにいたのです。
ちょっとしたハプニングでしたが、心がほんわかするハプニングでした。

ランザローテ(Lanzarote)島旅行⑦:日帰りクルーズ

2010-10-09 13:44:14 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
Sweet Carolineという名の船の日帰りクルーズに参加しました。港を出て、ゆっくりとランザローテ島の島沿いに進みます。海側からランザローテを見ると、また違った風景を楽しむことができます。溶岩が流れて、海に至って、急速に冷えたことでできあがった異様な形の海岸線や切り立った崖などです。海は透き通っており、魚影を見ることができます。海草が少ないのか、日本の海でよく嗅ぐ、いわゆる海の匂いはあまりしません。
船のデッキで、風と太陽の光を浴び、とても気持ちよいです。少し曇りがちの天候だったので、日差しが強すぎることがなく、快適でした。Playa Blancaのあたりまで行き、崖の上にある要塞を眺め、そこから少し離れた停留ポイントに止まります。ちょうどお昼ごろで、約2時間半くらいその場所で、楽しみます。
バナナボート、カヌー、フローティングベッド、シュノーケルなどがアクティビティとして用意されており、大部分の人が海に飛び込んでいました。私は残念ながら、その日、脚の痛みが出てしまい、ずっと船内にいましたが、顔見知りになった参加者がバナナボートをしているのを観たりして、結構退屈せずに過ごせました。
昼食は、白ワイン、パエリア、ポテト、スイカなどが用意されていました。また、カナッペなどもふるまわれました。
海上でゆったりと時間が過ごせ、満足した一日でした。

ランザローテ(Lanzarote)島旅行⑥:Playa Blanca

2010-10-08 09:41:18 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
島の南西には、素晴らしいビーチとリッチな観光施設が立ち並ぶPlaya Blancaという地区があります。小奇麗なホテルやレストラン、ショップが並んでおり、海岸沿いのプロムナードを歩くだけで楽しい気分になれます。
ビーチは広く、遠浅で、水温は20度くらいです。ビーチの広さに比べて、人が少ないので、海を満喫することができます。
大洋から流れてくる雲の動きがとてもダイナミックです。
Playa Blancaには、プロムナードの最終点に古い小さな要塞があります。中には入れませんが、その要塞は青い空に映えて、ビーチの景色の中でチャーミングなアクセントとなっています。
私たちが滞在したのは別の地区でしたが、このPlaya Blancaのほうが外の資本が多く入っているようで、観光地的なモダンな施設がたくさんあり、新しく感じました。また、試してみたいレストランが目につきました。
島の端なので、島内観光にメインを置くのなら少し不便ですが、滞在してビーチやレストランを満喫するなら、Playa Blancaのほうがおすすめです。また、ここから、フエルテベントゥーラ島への船が出ているので、フエルテベントゥーラ島に簡単に行くことができます。


ランザローテ(Lanzarote)島旅行⑤:Mirador del Guinate

2010-10-07 08:58:57 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
島の北の方面のバスツアーに参加し、Mirador del Guinateへ。Guinateの見晴台という意味の名がついている場所です。少し離れたところにある別の島を見ることができる、すばらしい眺めです。
海は波が打ち寄せ、常に動きがあるのが良いですね。雲がどんどん動いているのも見て取れます。
一緒にツアーに参加していた中高年の男性が、「Ik ben zo blij om hier te komen.(ここにこれてほんとに嬉しいよ)」と言いながら、一瞬ですが、奥さんにハグしていたのが印象的でした。ほんと、なんかすてきなものを目にしている高揚感がこの場所からの眺めにはありました。

ランザローテ(Lanzarote)島旅行④:TIMANFAYA国立公園(その2)

2010-10-06 08:34:25 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
TIMANFAYA国立公園を訪れるにはバスツアーに参加したほうがよいです。TINMANFAYAの表玄関、レストランや土産物屋さんなどがある場所まで、レンタカーでも入れますが、駐車場が限られた広さなので、一旦いっぱいになってしまうと、かなり待たなければなりません。私たちがバスツアーで行ったときも、普通の車は駐車場の空き待ちの長い列ができていました。バスはその点、優先権があるようです。表玄関では、3つのアトラクションがあります。一つは、スコップで少し掘った砂利を参加者の手のひらに乗せてくれます。ガイドさんに「国立公園内のものは、石も砂も植物も何も持って帰ることが禁止されています。でも、この砂利だけは例外です。もしあなたがずっと握って持ち帰ることができるなら、もって帰っていいです」と言われます。しかし、砂利はかなり熱くずっと手のひらに乗せていられるものではありません。「あつっ」と言って、落としてしまいました。次は、地面に掘られた部分があり、そこに木の小枝を落とします。すると、少したつとそれが燃えて火がぱっと上がります。地熱がひどく熱いことがわかります。最後は、地面に穴があり、この穴は50mほど掘られているそうです。その穴にバケツ1杯の水を入れます。すると2、3秒後、バーンと噴水のように水しぶきが上がります(写真)。これも地熱が熱いので、一瞬のうちに水が水蒸気化するそうです。
建物の中に入ると、地熱をつかったバーベキューをやっていました。美味しそうでした。

ランザローテ(Lanzarote)島旅行③:TIMANFAYA国立公園(その1)

2010-10-05 12:48:35 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
ランザローテの観光の大きな目玉は、TIMANFAYA国立公園です。火山の噴火でできた溶岩に覆われた異様な景色が広がっています。国立公園に深く入るには、3つの方法しかありません。バスツアーに参加すること、ガイドと一緒に回るハイキングツアーに参加すること、そしてラクダツアーに参加することです。
ハイキングツアーは予約が必要で、人気があるので最低2ヶ月以上前に予約しなければいけないそうです。
私は、ラクダツアーとバスツアーを体験しました。ラクダに乗るのは初めてで、少しワクワクしました。火口の見える場所をゆっくりと回るだけで、全体で30分くらいでした。ラクダは左右に一人ずつ乗り、2人で12ユーロでした。
ランザローテはスペイン領なので通貨はユーロです。オランダと一緒なので、その点便利でした。また、物価は全体的に安めに感じました。

ランザローテ(Lanzarote)島旅行②:ホテル

2010-10-04 10:52:18 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
泊まったホテルは、Hotel Las Costas。島の南中央にあるPuerto del Carmenという観光地区にあります。リゾートホテルによくあるように、バイキング方式の朝食と夕食が込みになっており、計11泊しました。プールがあり、そしてすぐ、海岸のビーチに出ることができるようになっています。
部屋から水着だけで、プールや海に行くことができてすごく便利です。食事はメニューの数が多くて、日替わりで少しずつ替わるので、良かったですが、さすがに最後のほうは飽きました。ホテルの外にはいろいろレストランがあるので、たまには外で食べたりしました。
ホテルの従業員はみな感じがよく、リラックスした雰囲気で、気持ちよかったです。プールサイドのデッキベッドも十分な数があり、ゆったりできました。
宿泊客は、ドイツ、イギリス、スペイン、オランダが主で、イタリアやフランスからは来ていないようでした。スペイン語が共通語で、英語が通じ、その次がドイツ語という順です。滞在中、英語でほとんど問題ありませんでした。
気温は最高気温が28度くらいで、夜には気温が下がるので、寝やすく快適でした。夜はほとんど冷房なしで眠れました。天気は良い日が多かったのですが、時々短時間雨が降ることがありました。雨が降るのはかなり珍しいそうです。きれいな星空が見えるかなと期待していたのですが、ホテルが密集してる場所だけに街の明かりが明るくて、降るような星空を眺めることはできませんでした。
写真は、ホテルからプール側を写したものです。空の青が強く、南の島であることを感じさえます。


ランザローテ(Lanzarote)島旅行①

2010-10-03 10:29:40 | 旅行(カナリア諸島:スペイン)
早く来ないかなと待っていたランザローテ(Lanzarote)島への旅行の日がやってきました。12日間のツアー旅行です。
ランザローテ島はアフリカのモロッコの西方、大西洋に浮かぶカナリア諸島に属する島です。18世紀、19世紀の火山の噴火で、島の多くの部分が溶岩や火山灰で覆われ、植物や生物の育ちにくい褐色の大地と白い家々が特徴的な島です。緑がないので、瑞々しいさわやかさとは違った風景ですが、月の風景と称されるように変わった風景が広がっています。島の政策で、広告ボードが禁止されており、家の色などの規制があるせいで、とても気持ちの良い眺めをほぼどこでも楽しむことができます。海は透き通っており、きれいなブルーです。島内も喧騒とはほど遠い、のんびりとした雰囲気が漂っており、リラックスできました。
12日間のうち、2日間は行き帰りの移動日(アムステルダムから飛行機で4時間ほど)で、実質10日間、そして、レンタカーを5日間借りました。日帰り観光ツアーに、島南部ツアー、島北部ツアー、ボート遊覧の3つに参加しました。
体調もかなり良く、充実したバカンスとなりました。
写真は、飛行機から撮ったランザローテ島。