20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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2011年02月11日 | Weblog
              

 目がさめたら、窓の下は一面の銀世界・・・といいたいところですが、まだ積もっていません。
 でも見える景色は真っ白く靄っています。
 春の足音が近づいて、はじめての雪です。

 夜中に雪がふっていると、雪の音でわかります。
 雨はぽつぽつ・・・。
 雪はしーんと音のない音をしのばせ、しんしんとふりつづきます。

 ベッドになかで、「ああ、雨だな」とか、「風が強いな」とか、「ああ、雪みたい」と、外に耳を澄ます時間がすきです。

 そういえば、○くんが遊んでいて、ふと手をとめ、よくこう聞きます。
「あれ、なんの音だろうね?」
 言われて私も耳を澄まします。
「ああ、エアコンの音よ」
「エアコン?」
「そう、あれ。あのあたたかい空気をだしてくれているもの」
「ふ~ん」
 小さい子は音に敏感です。
 窓をたたく木枯らしの音だって、聞き漏らしません。
「あれ、なんの音だろうね?」
「風さんが、あそぼって、やってきた音よ」
「じゃあ、いれてあげようか?」
 
 音についてのあれこれを書いていると、まるで自分がメルヘン作家になったような気分になります。
コメント (2)
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