20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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賞の選考

2011年02月22日 | Weblog
 とうとう、そんな季節になりました。
 昨年一年に出版した本のなかで、いちばんよかったと思われる本。
 また、新人の本のなかで、いちばんよかったと思われる本。
 それらに与えられる,日本児童文学者協会賞・新人賞の選考がはじまりました。
 この賞のすごいところは、いっさいの下読みなしというところです。
 出版されたすべての本を、協会賞・新人賞すべての選考委員が分担して、最初から最後まで読み切ると言うことです。

 選考委員は普通、最終にあがってきた作品を読むだけです。
 それをそういった下読みなしに、すべてを読む。
 この誠実さが、日本児童文学者協会の協会賞・新人賞の特徴です。

 でも選考するほうは、たいへん。
 大きな段ボール箱いっぱいに入った本と、来る日も、来る日も格闘しなければならないのですから。
 
 読了後、3月の一回目の会議で選ばれた、今度は新人賞対象のご本をすべて(私は新人賞の選考委員ですので)読むという,第二段階の作業に入ります。
 これも、また段ボール箱いっぱい送られてきます。
 ゴールは4月末。

 格闘は、まだ、はじまったばかりです。
コメント (4)
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