公園で見つけた、実のなる木。
そばに「リョウブ」と書いてありました。
でもネットで調べると、どうも違うみたいで・・・。
リョウブというのは、「令法」と書くそうです。
古くから若葉を食用としたり、乾燥保存し、飢饉に供えるよう法令で定めたことから、こういった名前がついたそうです。
実のなる木で思い出すのが、先週の木曜日の句会に出した俳句。
あまりお点はいただけませんでしたが、人生の不条理を詠んだ句でした。
万年青の実(おもとのみ)なぜ赤くなる なぜ落ちる 純子
おもとは、万年青と書くのに、なぜ万年、青でいず、赤くなるのでしょう。
なぜ万年、そこに居続けてくれず、実が落ちてしまうのでしょう。
「万年青の実」という季語をみつけたとき、ふと不条理を詠みたい思いにかき立てられました。
あまり出来のいい句ではありませんが。
こうした青い実や、宝石のような赤い実をみると、なぜか私はつい反応してしまいます。
いままさに、実りの秋たけなわです。