20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

リョウブの実(?)

2011年11月13日 | Weblog
          

 公園で見つけた、実のなる木。
 そばに「リョウブ」と書いてありました。
 でもネットで調べると、どうも違うみたいで・・・。

 リョウブというのは、「令法」と書くそうです。
 古くから若葉を食用としたり、乾燥保存し、飢饉に供えるよう法令で定めたことから、こういった名前がついたそうです。

 実のなる木で思い出すのが、先週の木曜日の句会に出した俳句。
 あまりお点はいただけませんでしたが、人生の不条理を詠んだ句でした。

 万年青の実(おもとのみ)なぜ赤くなる なぜ落ちる    純子

 おもとは、万年青と書くのに、なぜ万年、青でいず、赤くなるのでしょう。
 なぜ万年、そこに居続けてくれず、実が落ちてしまうのでしょう。
「万年青の実」という季語をみつけたとき、ふと不条理を詠みたい思いにかき立てられました。
 あまり出来のいい句ではありませんが。

         
  
 こうした青い実や、宝石のような赤い実をみると、なぜか私はつい反応してしまいます。
 いままさに、実りの秋たけなわです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする