偕成社と日本児童文学者協会の共同企画である『迷宮ケ丘』シリーズの二期・全5巻が刊行されました。(写真↑は、二期シリーズ5巻の収納ケースです)
この一期、二期あわせて10巻の編集委員は、石井睦美さん、田部智子さん、最上一平さん、加藤純子の4人でした。
図書館などでも人気のシリーズになりました。
このたび、一期の『迷宮ケ丘1丁目』~『5丁目』に続く『6丁目』~『0丁目』が完結しました。世にも奇妙な物語的なちょっと不思議で怖いお話5編が各巻に収録されています。
今回ラストの巻である『0丁目』は編集委員全員で共通のキーワードを決めて書こうと取り決めました。偕成社の編集者のHさんとみんなで考えたキーワードは「迷宮ケ丘という町」と「赤い橋」。
ふたつのキーワードを5編の作品が入れたことで全体の統一感がでて、不思議さが倍増したような気がします。
その他の巻も、いずれも読み応え満点です。怖さや不思議さを満喫できます。
どうぞお読みになってください。
それぞれの巻の執筆者は以下の方々です。
『迷宮ケ丘六丁目 不自然な街』(スカイエマ・絵)
「しあわせな家族」濱野京子
「不自然な街」伊藤美香
「教科書の精」如月かずさ
「奇跡の子」次良丸忍
「決めるのは本人だ」眉村卓
『迷宮ケ丘7丁目 虫が、ぶうん』(黒須高嶺・絵)
「スキップ!」円山夢久
「虫が、ぶうん」石川宏千花
「白い部屋」廣嶋玲子
「ツインテールの天使」みおちづる
「あきちゃった」山本弘
『迷宮ケ丘八丁目 風を一ダース』(丹治陽子・絵)
「椿の記憶」中山聖子
「トンネルをぬけると」中川なをみ
「風を一ダース」山本けんぞう
「暗黒チョコレート」藤野恵美
「麦の穂が揺れた日」太田忠司
『迷宮ケ丘九丁目 友だちだよね?』(ナカライ カオル・絵)
「友だちだよね?」時海結以
「ころがる玉のその先」河合二湖
「天満宮のなで牛」国松俊英
「あいたた横丁」高橋秀雄
「十二ページ目の少年」藤江じゅん
『迷宮ケ丘0丁目 奇妙な掲示板』(アカツキウオーカー・絵)
「奇妙な掲示板」加藤純子
「橋をわたって」ばんひろこ
「おかめひょっとこ」最上一平
「闇がうごめく」田部智子
「びんづめの町」石井睦美