20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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読書会

2015年11月18日 | Weblog

           

 今夜は、Be子どもと本の読書会です。

 今月のテキストは、『天と地の方程式1』(富安陽子作・五十嵐大介画・講談社)です。

 

 古事記が謎解きのように使われていたり、数字のからくりが出て来たり、富安ファンタジーは、実にスケールが大きいです。

 3巻シリーズの、1巻なので今後の展開が気になるところです。

 なぜこのご本が、テキストになったかというと、大人の本に混じって、新聞に掲載された一週間のベスト10に入っていたからです。

 実際、図書館でも、リクエスト待ちが10人ほどいました。

 大人の人気本と比べれば、10人待ちというのは、それほどの数ではないかもしれません。

 でも児童書は、課題図書をのぞいて、ほとんどがリクエストしてすぐに借りられますから。

 

 児童書や絵本は、大人は別として、子ども読者はほとんどが、作家では本を選ばないと言います。

 物語のおもしろさで選ぶと言います。

 固定ファンというのは、ほとんどが児童文学ファンの、大人読者だそうです。

 人気のシリーズものの、エンターテインメント作品は、子ども自身が手に取りますが。

 富安ファンタジーというのは、そのどちらのファンが多いのでしょうか?

 大人読者でしょうか?

 いずれにしても、物語作りの構築の確かさと、人物造詣の鮮やかさは、さすがです。

 

 さて、今夜はどんな意見が飛び交うでしょう。

コメント
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