我が家のおバカな「NBAくん」は、ご登場いただくたび、ペットのように声がけしています。
「もう、そこはやったから、いいのよ。こっちにいらっしゃい」
私が言ってるのが聞こえなかったのか、理解できなかったのか、黙々と、また同じ場所をぐるぐる。
「こっちよ、こっち」
パンパンと手を叩きます。
それでもお尻をくるくるしながら、同じところを行ったり来たり。
「もう、そこはいいから、こっちにいらっしゃい」
あら、気が向いたのか、こっちにやってきます。
そして私に突進しようとします。
「きゃ〜、こっちに来ないで!」
ペットも苦手で、手を出せません。
それと同じ論理。
見かねて夫が、「これを置いておけば、こっちには来ないから」と、四角い箱のようなものを。
「キッチンの床と、和室を、あとはやってほしいんだけど」
夫が抱っこして、キッチンに運びます。
本当にまるで、ペットを飼っているみたい。
抱っこされながら、あれ、今、NBAくん、あっかんべーって、私にしたでしょ。
し〜らないって、そっぽを向いて、キッチンのお掃除。
そのあとは、和室に運び、和室のお掃除。
時々、髪の毛を丸めたようなものを、吐き出していきます。
「ホーム!」夫がボタンを押したら、お尻をくるくる。
ホームがわからなくなってしまったようです。
「この子、頭が混乱してるみたい。ホームがわからないのよ」
くるくるしているのを夫が足で、矯正すると、今度は一直線にホームへ向かっていきました。
ゴミ、すごいです。
「えらい、えらい、今日もよく働いてくれたわね」
ちょっと、おバカなNBAくんですが、今や我が家のペットです。
ちなみに、娘夫婦の息子に、ルンバの名前をつけたいんだけど、なんて名前がいい?と聞いたら、笑いながら、
「うちは、ルーだよ。だから、ばあばんちは、NBAがいいよ」と。
娘に「へえ、ルーって呼んでるの?」と聞いたら、
「名前なんか、つけてないわよ」と。
また、○くんは私をかまったみたいです。
でも、そのままNBAくんで・・・・。