20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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日本児童文芸家協会贈呈式

2019年05月23日 | Weblog

           

 今年度の、日本児童文芸家協会の協会賞は、森川成美さんの「マレスケの虹」(小峰書店)に決まりました。

 森川さんは、読書会のお仲間で、年に一度、泊り込みの合宿をおこなっていますが、そこに提出された作品でした。

 原稿の段階から「これは、新しい戦争児童文学だ!」と、とてもすごいと思ったことを覚えています。

 彼女はルーツを探りながら、何度、ハワイに取材にいったでしょう。

 細部にリアリティが宿っています。

 そして、描かれている人間が、実に鮮やかです。

 児文芸のみなさん、協会賞に選んでくださってありがとう!という気持ちです。

 

 また新人賞は、児文協の上野の森親子ブックフェスタでもご活躍くださった、森埜こみちさんの「私の空と五・七・五」(講談社)です。

 他にも、水質調査隊で、長いお仲間の、画家の篠崎三朗さんが、児童文化功労賞。 

 著作を含むこれまでの業績を称えてとして、国松俊英さんが、児童文芸ノンフィクション文学賞特別賞を、ご受賞なさっています。

 

 みなさま、本当におめでとうございました。

 今夜は、日本児童文学者協会から、同じく読書会のお仲間で、森川さんの作品を原稿から読んでいる、作家の濱野京子さんとご一緒に、お祝いに伺わせていただきます。

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