20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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グレングールド

2023年12月16日 | Weblog
           

陽が暮れ落ちる少し前の時間。
12月になると、私は、バッハを聴いています。
今年はグレングールドのピアノ。

「パルティータ #2 ハ短調 アルマンド」

長田弘が詩集の中で、「12月になると、ベートーベンではなく、バッハを聴きます」というフレーズを書き残しています。
そこが好きで、もうかれこれ20年近く、私は、暮れになると、バッハを聞いています。

窓の外は、鮮やかな夕日。
もうそれが、暮れ落ちていく寸前です。
そのほんの、10分。
私はパソコンの前に座り、お気にいりのCDから、Macの「ミュージーク」にインストールしてある曲から選び出します。

このわずかな時間が、一年の締め括りの瞬間のようで、私にとっては、とても大切な時です。

まだ仕事は残っているし・・・。

家を見渡せば、冷蔵庫のお掃除もしなくちゃだし、もう少し、あれこれを磨きたい。
カーブスも年内に、あと、2回か3回は行きたい。

でも、長田弘を真似て、私は、一人、静かに、2023年12月。
バッハを聴きます。
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