20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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大晦日

2023年12月31日 | Weblog
          

大晦日です。

これから、三越本店のお店に、注文しておいた、恒例、♪ちゃんのお誕生日お祝いのイチゴのデコレーションケーキ。
そして、パリのジョアンに予約しておいた「ガレット・デ・ロア」を受け取りに行きます。高島屋の今半で牛肉、マグロ中トロ、サーモンなどなど、お元日に子どもたちがやってくるので、その準備で、今日はあちこち走り回り、大荷物です。

この日は、腕と足の交通事故レベルの骨折をして、丸4年です。

先日の、日本ペンクラブの忘年会でも、おしゃべりしていたのですが、右手を固定され、お野菜を切ったりするのができず、生協に入りましたが、その生協に、ほぼ2ヶ月間。
本当に助けてもらいました。

生協のレンジでチンするだけで仕上がるお料理。
お魚もお肉も同じです。

私の骨折が、マンション内で噂になったらしく、親しくさせていただいている、ずっとご先輩の、すぐ下の階の奥様が、京都生まれで、京都の美味しいレンジでチンするか、ボイルするだけで食べられるお魚をたくさん、持ってきてくださったり、ありがたかったです。

夫はお料理が全くダメなので、お野菜も千切りしてあるたくさんの種類のお野菜サラダを生協で買い、農薬落としだけして、食べます。

それから、ペンクラブ でもお話ししましたが「香港餃子」
これが簡単で美味しくて、それ以来、自宅では餃子を手作りするのをやめて、焼き餃子でも、長ネギ、水菜をたっぷり入れた水餃子でも、全て、生協の餃子です。

お風呂に入るには、洗面所に低い椅子を置いて、そこでお洋服の着脱。
数年前、リフォームしてあったのでバスルームも助かりました。
TOTOの魔法びん浴槽で、温かいホッカラリ床。
手すりも、老後のためにと、たくさん付けました。
それが助かりました。
おまけに低いバスタブなので、手すりにつかまれば、簡単に入れます。

お掃除は、夫に助けてもらいました。
60歳をちょっとすぎた時、鎖骨骨折をして手術をしなかったので、病院で紹介され、特殊な機械を自宅に置いて、自分で夜などにやっていましたが、とうとう偽関節。
それで、力が出しきれず、ゴルフができなくなり、それまでずっと土日はゴルフばかりで、家族のことなど気にもかけてくれなかった夫。

その夫が、お掃除や、荷物持ち、毎日の自宅での私の筋トレの補助など、入院中にリハビリの先生にやり方を教わって、献身的に協力してくれました。

人間は、折々に学んでは成長し、変わっていくものだということもわかりました。
昔からの場所に、ずっととどまっているのではなく、経験や学びで自己変革していく。
それが、人間だということを、経験をしました。

その夫のおかげで、乗り越えてきた、この4年。
腕の骨折も、三ヶ月後にはついて、あとはリハビリでした。

退院して翌月は、児文協の「創作教室」の講師の仕事が控えていました。
でも「もし雪などが降ったら大変だから」と、当時の事業部長の赤羽さんにご配慮いただき、2月を3月に交代していただき、3月の初めから神楽坂へ地下鉄に乗って通いました。

今はすっかり全てが完治しています。

近所のリハビリのクリニックに通っていた時、退院直後、何度か、マンションの仲良しのご夫婦が、お散歩していらっしゃるのに、お会いしました。
「大丈夫ですか?」
奥様がいつも、優しく声をかけてくださり、
「ええ」と、当時は引きつった笑顔を向けていたらしいです。

それからしばらくして、ばったりお会いした時、
「ああ、よかった。二人で心配していたんですよ。あの時は、すごく辛そうに歩いていたから。でも、もう大丈夫。奥様の、いつもの笑顔を見られました」
そう言われました。

ところが、その、あんなにお元気だった、ご主人が、夏から体調を崩し、この秋に突然、お亡くなりになったとか。
エレベーターの前で、ばったりお会いした奥様が、私の顔を見るなり、泣きながら、お話しくださいました。

すごく仲良しのご夫婦でした。お二人は、私と同年代です。
「親分」
懐が大きく、が体もよく、面白い、その旦那さまの事を、私はそう呼んでいました。
親分は、マンションのパーティなどで、いつも、奥様のおのろけを話していました。
「若い頃、ライバルが、いっぱいいたんだけど、彼女は俺を選んだ」と。大好きな大好きな奥様でした。

その奥様に、エレベーターのところで、親分ご逝去のお話を聞いて、そのおのろけ話を、彼女にしました。
涙でぐずぐずだった、彼女の顔に笑顔が戻りました。
そのお顔を見て、今度は私の目から涙が・・・。

「親分、一人っきりになってしまった、大好きだった奥様のことを、ずっと守ってあげてくださいね」

それと、ごく身近な親戚の、私より若い2人がお亡くなりになり、悲しいことのあった年でもありました。

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今年も、たくさんの皆様に、拙いblogとお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
皆様、どうぞ、よいお年をお迎えください。
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