20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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いとこたち

2023年12月24日 | Weblog
           

いとこという存在は、不思議な存在だと、常々思います。
きょうだいとも違うし、友人とも違う。

でも、共有できている部分がたくさんある。
電話で話していると、あんまり優しいので、泣いてしまうこともあります。

きょうだいとは違うワンクッションが、優しい眼差しになり、率直だけど、包容力があり、思いやりのある言葉になっています。

こんな長い年数、途切れることなく、付き合っているのです。
男のいとこも、女のいとこも、父のことも、母のことも、祖父母のこともよく知っています。

何より、子どものころからの、私のことも、すごくよくわかってくれています。

こんな年になっても、優しく包まれるように、電話や、メールで話していると、こんな長い付き合いで、見守ってくれる人がいるんだ思うと、励まされます。

以前は、その中の、一人とは、よくランチをしたり、お洋服を買いに行ったりして、遊びました。
でもお連れ合いが高齢化してくると、そうも言っていられなくなります。

だから近頃は、こうしてたまに電話で喋るだけです。
でも、喋っていて、楽しい。つい長電話になってしまいます。

骨折した時など
「近所の人が、お見舞いにきたら、お茶菓子として、出してあげて。ジュンコちゃん、買いに行けないから。それで、お土産に持たせてあげて」
と、段ボールいっぱいのお菓子などを送ってくれました。

「そんな、お互いの家に入り込んでおしゃべりするような、お付き合いはしてないのよ」と、いうと、
「じゃあ、ジュンコちゃんが食べればいい。早く元気になれるから。食べるって、元気じゃないとできないよ」と。

母みたい(笑)。
いつもそう思って、うれしい気持ちになります。元気をもらいます。

親しい友人たちとの、お付き合いとも違う、でも親密な関係。
こんな濃密な付き合いを、こんな長い時間。
それこそ、何十年もできるのは、生まれた地域性もあるのかもしれません。

そして、父や母。祖父母が、ずっと見守ってくれているからかもしれません。

今年もありがとう。
来年もよろしくね。
コメント
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