20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『のんきな父さん』(丘修三著 小峰書店刊)

2009年02月02日 | Weblog
 締め切りに追われていたため、新刊のご紹介をできずにおりました。
 また少しずつ拝読して、順次ご紹介していきたいと思います。
 
 今日は友人の作家、丘修三さんの新刊『のんきな父さん』を。
 このご本は短編集です。
 それでは前書きから。

 長い道のりを歩いてきたお年寄りは
 人生のバトンを君たちに渡して去っていくのだ。
 生きる喜び、悲しみ、身につけた知恵
 そして人へのやさしさにみちたバトンを

 人間を見つめる視点が丘さんらしく、あたたかく、そしてちょっとおとぼけで、読んでいて思わず、くすっと笑いがこみ上げてきます。
 どの短編集からも、丘さんのお人柄が立ち上がってきます。
 この本には「箱の中」「八年という時間」「キンモクセイのおばあちゃん」「にえもんさん」「のんきな父さん」5編の短編が収録されています。
 とくに表題作の「のんきな父さん」は、丘さんの自伝的物語とでもいえるお話です。
 ふるさと熊本で暮らしていた子ども時代の体験とその後です。
 丘さんが大人になって同窓会で熊本を訪れたとき、はじめて知らされた自分の知らなかった「お父さん」のもう一面のすがた。
 ラスト、涙がこぼれました。
 それをここで明かしてしまうのは、もったいないので、皆さんぜひお読みになってください。
 丘さんのあたたかさや、やさしさは、きっと、このお父さんから繋がってきているものなのでしょう。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (桃華)
2009-02-02 14:25:17
こんにちは
お勧めの
是非読んでみたいと思います。
帰りに丸善へ寄ってみることにします

半切の仕上げにもう一息です



返信する
Unknown (加藤純子)
2009-02-02 15:13:34
桃華さん

え、えっ!
いま、どちら?
日本橋の丸善本店ではなくて、豊橋の丸善?

それから「半切」って、なんですか?

桃華さんの行動力には、ほんとに目が回りそうです。
返信する
Unknown (桃華)
2009-02-02 18:26:38
純子さ~ん  まだ豊橋にいますよ~
戻ったら日本橋丸善へ立ち寄ろうかなと思います。

先ほどから、息子一家の夕飯作りしています。
いろいろ作ってますよ~

半切とは縦135cm×35cmの書道紙です。
(すみません説明不足で)m(-:-)m

今夜は書けないかも明日
それではまた
返信する
Unknown (加藤純子)
2009-02-02 19:01:13
桃華さん


半切って、掛け軸の長さですね。
すご~い。そんな大作をお書きになっていらっしゃるのね。
明日は東京へお帰りですか。
今夜は賑やかなお夕食ですね。
家は夫の帰りが遅くて、お夕食はいらないというので、もうひとりで長崎皿うどんを作って、食べちゃいました。白菜やキクラゲをたっぷり入れて。
じゃあ、またね~!
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