昨年暮れに、中学時代の友人おふたりから、無農薬のゆずをたくさんお送りいただきました。
ゆずのお話をする前に、その中学時代の友人についてちょっと書いてみたいと思います。
あれは昨年の、秋も深まった頃のことでした。
母の病院にいった帰り道、その日、一緒にお見舞いに行ってくれた従姉妹の案内で「なかを」というカフェに連れていってもらいました。
住宅街のなかにある、そのカフェは、ママさんのお人柄をあらわすような、ひかり溢れるやさしい雰囲気のお店でした。
そこでなんと、中学時代「合唱部」の部活で、毎年NHKの合唱コンクールを目指していた一年先輩の方と一年後輩の方、おふたりにばったりお会いしたのです。
中学を卒業して以来、四十数年ぶりのなつかしい再会でした。
「もしや、ジュンコちゃんですか?」
そうお声をかけてくださったおふたりは、中学生のころの面影を残した、とってもすてきなご婦人になられていました。
おふたりは、にこにこしながら、カフェのママさん手作りのふわふわでおいしいシフォンケーキを召し上がっていました。
別々の高校へ進学したりと、卒業以来お会いする機会もなく四十数年が過ぎていましたが、そんな年月のブランクなど瞬時に消えてしまいました。気がついたら私たちは「○○ちゃん」と呼び合いながら、昔話に花を咲かせていました。
幼なじみというのは不思議なものです。
夢中でおしゃべりをしていた私たちの頬は、きっとあの少女の頃のようにバラ色に輝いていたことでしょう。
ゆずは、そのおふたりからのプレゼントでした。
暮れからお正月にかけて、ゆず好きな私は、さまざまなお料理に、そのゆずを使わせていただきました。
お正月も終わり、残ったゆずの1個をまるまる皮をむき、細切りにして一回分づつの小分けにしてラップで包み、それをジップロップに入れ冷凍保存しました。
あとの残りは、数年前、韓国のインサドンで韓国茶のお店で飲んだ「柚子茶」(コジュチャ)を思いだし、そのゆず茶を作りました。
ゆず茶の作り方は、100円ショップで密閉容器を買ってきて、そこに細切りにしたゆずの皮と氷砂糖を交互に敷き詰め、ジャム状態になるまで冷蔵庫で寝かせておくだけです。
出来上がったら、ジャム状態のゆずをスプーンですくい出し、そこに熱湯を注ぎます。
ゆず茶は、お茶といっても、いわばレモネードのようなものです。ほんのり甘くて香りもよくて、体も温まり、とってもおいしいです。
極めつけが、種の使い方です。
これは、その中学時代の友人から教えていただいたレシピです。
種を小さめの密閉容器に入れ(100円ショップで形の違うものをふたつ買いました)種にひたひたの日本酒(料理酒)を入れ、そこにつけておくのです。すると種のペクチンが溶けてゲル化するらしいです。
冷蔵庫で2~3週間置いて、種を取り出すと、なんとハンドクリームが出来上がるそうです。
まだ完成形にはなっていませんが、種のまわりがとろとろになっています。
いつもは、L'OCCITANEのハンドクリームを愛用していますが、友人のお手紙の裏側に書かれてあった「ゆずの種のハンドクリームの作り方」のレシピに、私の胸は高鳴りました。
正真正銘、無添加ハンドクリームの出来上がりです。なんてステキでしょう。
そしてなにより、なにからなにまで使い切る「もったいない」精神が気に入りました。
ゆずがたくさん手に入った折りには、ぜひお試しになってみて下さい。火も使いませんし、お夕食の支度の合間に簡単に作れます。
作っているそばから、心地いい香りとともに、手がつるつるしてくるのがわかります。
ゆずのお話をする前に、その中学時代の友人についてちょっと書いてみたいと思います。
あれは昨年の、秋も深まった頃のことでした。
母の病院にいった帰り道、その日、一緒にお見舞いに行ってくれた従姉妹の案内で「なかを」というカフェに連れていってもらいました。
住宅街のなかにある、そのカフェは、ママさんのお人柄をあらわすような、ひかり溢れるやさしい雰囲気のお店でした。
そこでなんと、中学時代「合唱部」の部活で、毎年NHKの合唱コンクールを目指していた一年先輩の方と一年後輩の方、おふたりにばったりお会いしたのです。
中学を卒業して以来、四十数年ぶりのなつかしい再会でした。
「もしや、ジュンコちゃんですか?」
そうお声をかけてくださったおふたりは、中学生のころの面影を残した、とってもすてきなご婦人になられていました。
おふたりは、にこにこしながら、カフェのママさん手作りのふわふわでおいしいシフォンケーキを召し上がっていました。
別々の高校へ進学したりと、卒業以来お会いする機会もなく四十数年が過ぎていましたが、そんな年月のブランクなど瞬時に消えてしまいました。気がついたら私たちは「○○ちゃん」と呼び合いながら、昔話に花を咲かせていました。
幼なじみというのは不思議なものです。
夢中でおしゃべりをしていた私たちの頬は、きっとあの少女の頃のようにバラ色に輝いていたことでしょう。
ゆずは、そのおふたりからのプレゼントでした。
暮れからお正月にかけて、ゆず好きな私は、さまざまなお料理に、そのゆずを使わせていただきました。
お正月も終わり、残ったゆずの1個をまるまる皮をむき、細切りにして一回分づつの小分けにしてラップで包み、それをジップロップに入れ冷凍保存しました。
あとの残りは、数年前、韓国のインサドンで韓国茶のお店で飲んだ「柚子茶」(コジュチャ)を思いだし、そのゆず茶を作りました。
ゆず茶の作り方は、100円ショップで密閉容器を買ってきて、そこに細切りにしたゆずの皮と氷砂糖を交互に敷き詰め、ジャム状態になるまで冷蔵庫で寝かせておくだけです。
出来上がったら、ジャム状態のゆずをスプーンですくい出し、そこに熱湯を注ぎます。
ゆず茶は、お茶といっても、いわばレモネードのようなものです。ほんのり甘くて香りもよくて、体も温まり、とってもおいしいです。
極めつけが、種の使い方です。
これは、その中学時代の友人から教えていただいたレシピです。
種を小さめの密閉容器に入れ(100円ショップで形の違うものをふたつ買いました)種にひたひたの日本酒(料理酒)を入れ、そこにつけておくのです。すると種のペクチンが溶けてゲル化するらしいです。
冷蔵庫で2~3週間置いて、種を取り出すと、なんとハンドクリームが出来上がるそうです。
まだ完成形にはなっていませんが、種のまわりがとろとろになっています。
いつもは、L'OCCITANEのハンドクリームを愛用していますが、友人のお手紙の裏側に書かれてあった「ゆずの種のハンドクリームの作り方」のレシピに、私の胸は高鳴りました。
正真正銘、無添加ハンドクリームの出来上がりです。なんてステキでしょう。
そしてなにより、なにからなにまで使い切る「もったいない」精神が気に入りました。
ゆずがたくさん手に入った折りには、ぜひお試しになってみて下さい。火も使いませんし、お夕食の支度の合間に簡単に作れます。
作っているそばから、心地いい香りとともに、手がつるつるしてくるのがわかります。