20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

インターネット

2008年01月19日 | Weblog
 このところ毎朝、インターネット接続が悪く、blogを書こうとインターネットを立ち上げるのに、ひと苦労しています。
 連日、blogでの書き込みや写真などをUPしているので、パソコンが重くなっているのでしょうか。
 
 明け方、夢をみていました。なぜか小・中学生たちと一生懸命「なぞなぞ」をやっている夢です。でもすごく正解率が高く、小・中学生に褒められている夢でした。
 
 目が覚めたら目の調子がおかしくて、朝から眼鏡で生活しています。そのせいか、なんだか気分がすぐれません。
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北句会

2008年01月18日 | Weblog
 昨晩は飯田橋駅のセントラルビル20階にある`北海道`で「北句会」の月例会でした。
 「北句会」はいつも和やかで、楽しくて、笑いが絶えません。
 笑いながらも、無駄な言葉を削るストイックさが身についたり、豊かな日本語を発見したり、知らなかった言葉を教えていただいたりと、この俳句を作ったり、選評しあったりするという作業は、いろいろな楽しみがあります。
 それに`北海道`で呈される、ラーメンサラダや、じゃがバターや、真イカの一夜干しなど、北の幸は、どれもみな、とてもおいしいです。
 句会が終わって皆さんと、にこにこしながら食べる(お飲みになる方たちも目がありません)濃厚なソフトクリームもまた、乙なものです。

 昨晩の天・地・人を、皆さんにご了解を得たので、ここで公表したいと思います。
 1月の兼題は「氷」です。他に自由句を2つの3句出しです。
 毎月、編集者であり文学者である悠久さんというお仲間が、含蓄に富んだ、暖かく文学的な句稿を作って添付ファイルで句友に送ってくださいます。ですからこのblogでは、入賞作のご紹介にとどめさせていただきます。

天(一等賞)
  自転車を降りて一礼(いちれい)三が日  (一宙)

天(一等賞)
  軒先のつらら八本(はっぽん)風の櫛(かぜのくし)(満月)

地(二等賞)
  初氷(はつごおり)蹴り蹴りランドセルの行く (空々)

人(三等賞)
  薄氷(うすらい)や休みがちなる部下二人  (空々)

 俳句に詠まれた風景や思いなどを感じながら、味わってみてください。



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Beー子どもと本の会

2008年01月17日 | Weblog

 昨晩は、神楽坂の児童文学者協会事務局で、「Beー子どもと本の会」の合評会でした。
 今回取り上げたのは、『ジャック・デロッシュの日記ー隠されたホロコースト』(ジャン・モラ作 岩崎書店)でした。
 この本は昨年、評論家のHさんからご紹介いただいた本です。
 
 書評誌の『子どもの本棚』でも2007年・12月と2008年1月、連続で取り上げられていて、海外でもたくさんの賞に輝いた話題の本です。
 日記を通して、ホロコーストにまつわる謎がミステリー仕立てになっていて、次々とつまびらかにされていく作りには惹かれるものがあります。なかなか読ませる本でした。
 ホロコーストの加害者である祖父母と、その孫娘との関係性について。あるいは拒食症になりながら自らを傷つけ、戦争責任を問いつめる少女の姿勢について議論を呼びました。叙情を排した戦争責任を追及する姿勢は、ヨーロッパならではの作品と言えるかも知れません。
 その後、恒例の飲み会。わいわいがやがやたくさん食べ、たくさんおしゃべりをして帰ってきました。
 

 今日は午後から、雑誌『PRESIDENT』の編集部の方と、ライターの方が取材にお見えになります。
 
 夜は飯田橋で、月例の句会です。
 
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個展のお知らせ

2008年01月16日 | Weblog
 昨日は夕刻から、仕事仲間(水質調査隊)のメンバーである篠崎三朗さんの個展のオープニングパーティにお邪魔して、そのあと、そのまま青山で、親しい仕事仲間たちと新年会をしました。
 
 このあたりは、仕事以外の親しい友人たちと、ときどきイタリアンやフレンチの、おいしいランチコースのお店を目指して歩き回っている場所です。246から南青山に入ったあたりは、私たちのすきな町のひとつです。
 
 篠崎三朗さんの今回の個展のテーマは「ガラス絵 まざあ・ぐうす」でした。
 また、ヨーロッパ旅行の折りの、スケッチの数々も飾られてありました。
 私は、彼のガラス絵がすきで、以前、やはり個展でひとつ買ってもっています。今回も狙っていきましたが、気にいったのは、すでに売約済みでした。
 オープニングパーティは大盛況でした。
 篠崎さんのイラストレーターのお仲間である、宇野亜喜良さんや、和田誠さんたちもお顔を揃えていました。
  
 
☆ 篠崎三朗さんの個展は1月15日~26日まで南青山、骨董通り入り口、ピンポイントギャラリーにて行われています。お近くへお越しの節はぜひ足をお運びください。


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泡とろ湯

2008年01月15日 | Weblog

 このところ寒い毎日が続いています。
 こんな日は、ゆっくり体を温める入浴に限ります。
 
 入浴剤は白い色の、登別カルルスがすきです。
 けれど、たまに使いたくなるのが「泡とろ湯」。
 
 この入浴剤はすごいです。
 湯船が白く泡立ち、おまけに体が、うすい水溶き片栗粉にくるまれるようになるのですから。
 足も手も、体も、気持ちがいいくらい、ふわふわ、つるつるになります。
 ピーチとアップルの香りを浴びながら、泡のお風呂で、あれこれ考える時間は、
 今の季節、至福のひとときです。
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2007年の写真いろいろ

2008年01月14日 | Weblog
 遅くなってしまいましたが、昨年暮れの写真をUPいたします。
 関係者の皆さま、いろいろありがとうございました。
 とってもうれしかったです!
 





 
 一番下の写真は「この本だいすきの会」年の暮れの集会の写真です。 この会はとにかく、すごい会です。
 日ごろ、たくさんの本を読み合って勉強会を開いたり、子どもたちに読み語りをしたり、受け持っていらっしゃるご自分の教室で文庫を開いたり(会員は小学校の先生が多いです)そんな、本のだいすきな人たち200人近くが、毎年暮れになるとこうして全国津々浦々から集まってこられます。
 
 夜のパーティには、毎年20人以上の作家や画家をご招待いただきます。編集者の皆さんも各社勢揃いです。
 暮れの集会にご招待いただくたび、「いい作品を書いて、目の肥えた、この会のひとたちに批評していただきたい」と、いつも思ってしまいます。身の引き締まる思いがします。
 それには書かなければはじまりません。
 
 今年こそ!
 決意もあらたに皆さんにご挨拶している自分の姿を、しっかり脳裏に刻みつけておきたいと思います。

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歩く

2008年01月13日 | Weblog
 
 一日、1万歩はむずかしいですが、なるべく毎日歩く時間を持ちたいと心しています。

 毎日歩いている道の途中に、真言宗のお寺があります。
 そのお寺の門には、書で格言・金言のような言葉の書かれた掲示板があります。
 いえ、格言・金言ではないかもしれません。哲学的な言葉が多いので、哲学書や空海あたりの書物から言葉を見つけ出していらっしゃるのかもしれません。
 とにかく、月が変わるたびに新しい言葉が並んでいます。
 
 お寺の前を通るたび、いつも私の足はとまります。
 そして、見事な書でかかれた言葉の意味を、いっときしみじみと味わいます。
 一枚の造形とも思えるような、額には、派手ではありませんが花があります。
 かぐわしい野の花の香りがします。つつましさすら感じます。
 今月はこんな言葉でした。

 こつこつ
 こつこつ
 書いてゆこう

 こつこつ 
 こつこつ
 歩いてゆこう

 こつこつ
 こつこつ
 掘り下げてゆこう


 謙虚でつつましく、けれど真っ直ぐ芯の通った美しさのある言葉です。
 再び歩き出しながら私は、こうして毎月毎月、変わらず墨をすり、筆をとり、言葉を紡いでいる、ご住職の姿を想像しています。
 なぜ、ご住職はこうした言葉を、地域の人たちに伝えようとしているのか・・・。

 歩きながら、そんなことを考えていたら、岩手の羅須地人協会の入り口に置かれてあった、黒板に書かれた宮沢賢治の言葉を思い出しました。

「下ノ畑ニ居リマス」

 宮沢賢治は、農民たちに、こう語りかけました。
「おれたちはみな農民である。ずいぶん忙しく仕事もつらい。もっと明るく生き生きと生活する道を見つけたい」
 そういって彼はその羅須地人協会で、農民たちに「農民芸術概論綱要」を講じていました。しかし彼の言葉は必ずしも、農民たちには届かなかったようです。
 待っても待っても農民たちはやってこない。待ちくたびれた彼は下の畑に出かけていく。でも、もしその留守に彼らがやってきたとしたら・・・。
 その思いが「下ノ畑ニ居リマス」の言葉につながっていくわけです。
 いまもあの「下ノ畑ニ居リマス」の言葉を見ると、賢治の思いが切なく伝わってきます。

・・・そんな風に私は、ご住職の言葉を頭のてっぺんにのせたまま、思考を別のところに巡らせていきます。
 
 歩くという行為は、雑多な思考にふくらみを持たせてくれます。
 考えがあちこちに飛び散り、さまざまな方角へ広がっていき、さっきまで原稿モードになっていた頭をクールダウンさせてくれます。
 それがとても面白い。
 健康のためにとはじめた「歩く」と行為が、いまや、頭を限りなくクリアにする格好の時間になっているようです。
 
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総会附設研究会(日本児童文学者協会)

2008年01月12日 | Weblog
 例年、5月の総会の翌日に行われる「附設研究会」の、今年のテーマについて、現在、準備委員会では検討に入っております。
 
 今回は、公務やご自身のお仕事でご多忙な、日本児童文学者協会の会長、理事代表のおふたりに、強引に5名の準備委員のメンバーに入っていただいての企画です。
 
 今、私たち書き手は、どんな作品を、どのような形で子どもたちに手渡していけばいいのか。また、その出版状況は、どうなっているのか。
 など、現実に直面している問題を、どんな形で切りとっていくか。そのあたりのテーマと方法を、いま準備委員会では模索中です。
 
 このblogをご覧になっていらっしゃる皆さんからも、なにかアイディアやご意見などがありましたら、ぜひお寄せいただければと思います。
 参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
 今年の附設研究会が、児童文学が元気になっていくきっかけになれるよう、ぜひ皆さんで盛り上げていきましょう。
 よろしくお願いいたします。
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食器も新年

2008年01月11日 | Weblog
 暮れになると、いつもそわそわします。
「新年から、どんなお茶碗やお箸を使おうかしら」
 そんな思案に暮れるからです。
 
 私は昔から、新しい年になると、ご飯茶碗とお箸を新しいものに変えたくなる習性がありました。
「もったいない!」と思いながらも、暮れに出かけるとつい、デパートの食器売り場をうろうろし、新年から使うお茶碗やお箸を探したくなるのです。
 結果、キッチンの引き出しには、捨てるのには惜しい、前の年の、そしてさらにその前の年のお箸が、一年分の疲れを残しただけで、転がっています。
 お茶碗もそうです。

 ここ数年は、その病気を封印すべく、暮れにはデパートの食器売り場に近づかないことにしていました。
 
 でも昨年の暮れは、そろそろ限界でした。
 お箸も3年ほど使った疲れがにじみ出てきたし、毎日顔を合わせ使っているご飯茶碗とも、そろそろ倦怠期です。
 そこでとうとう、銀座のあちこちのお店へと、お箸とお茶碗を探し歩きました。
 
 その、新しいお茶碗とお箸を、新年から使っています。
「うふっ」なんて、にたにたしながら、ついお茶碗の姿に見とれてしまったりしています。
 お夕食で、発芽玄米のご飯をお茶碗に7分目ほどよそうときなど、毎晩わくわくします。
 会席膳に、新しい箸置きをおき、新しいお箸を並べる瞬間、すごくうれしい気持ちがこみ上げてきます。
 体中の細胞が、ぷちぷち音をたてて蘇るように、新しい年への意欲が湧いてきます。
 これだけの日常の変化で、私はうんとしあわせな気分になれるのです。
 うれしさがふくれあがって、こぼれそうになるのです。
 
 今年からのお茶碗は、結局、以前からだいすきで使っていた、銀座三越に入っている、田中恒子さんの焼き物になりました。
 彼女の作品は、和といっても、とってもモダンで、どんなお料理にもよく映えます。
 そして、惜しみなく日常使いのできるお値段だということが、なによりうれしいです。
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お知らせ

2008年01月10日 | Weblog

 このblogとホームページの位置づけについてのご質問を、いまメールでいただきました。
 実は昨年最後のエッセイにも書きましたが、ホームページがキャパシティオーバーで、エッセイなどの更新ができなくなってしまいました。 
 
 その代わりにblogを立ち上げました。
 ですからこのblogは、エッセイ的なことや、今日の私の行動や、新刊の宣伝など、とにかくその日思いついたことをごちゃごちゃに、ごちゃまぜ的に書いていこう。ごちゃまぜの場所にしようと思っております。
 また、ホームページのゲストブックは古いものから消えていくので、いままでどおり使えます。
 
 連日blogを更新しているせいか、お元日から毎日、100人を越える方々がここを覗いてくださっているようです。
 
 これからも、私の書いたblogの文章と関係ないコメントでも結構ですので、新刊の宣伝などにぜひお使いください。
 ゲストブックの方にもぜひお越し下さい。
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