ここ数年、私自身の忙しさのため、このblogで新刊のご紹介をすることが、ほとんどできなくなってしまいました。
皆さまから、力作の新刊をたくさんご恵贈いただきます。
ご紹介を始めたら、このblogは「新刊紹介blog」になってしまうのではと、思うくらいです(笑)。
ですから最近では、機会がある時、雑誌などにご紹介するくらいになってしまっております。
どうぞお許しください。
でもこれだけ、ご本を拝読しているというのは、今の文学賞選考の季節になると、「ああ、あれも読ませていただいた」「これも」と、ほんとうにありがたい気持ちでいっぱいです。
そして、今回、国松さんから、この絵本をご恵贈いただき、ページを繰った瞬間。
国松さんの「宮沢賢治」からの引用の文章と、舘野さんという画家の方の、構図のダイナミズムさと、色調のうつくしさに、ノックアウトされました。
宮沢賢治の童話や詩には、たくさんの鳥が登場するそうです。
そこに描かれた、賢治の文章の一節を紹介しながら、すばらしい絵が展開していきます。
雑誌の書評などでご紹介するのは難しい(この絵のすばらしさを文章で表現するのは)と思い、拙blogをご覧くださっている皆さまと共有したいと思いました。
ぜひ、この絵本をお読みになってください。