何回もの手術の後リハビリする時には最終目的を設定する。
2007年の股関節の手術の後、退院の目標は≪我が家の段を上がって玄関へ入ること≫最後には≪その頃仙台に赴任していた息子のところを訪ねる≫でした。
その年の12月に念願かなって娘の出張に合わせて一緒に仙台へ連れて行ってもらえた。
飛行機に乗る時には障害者として早乗りサービスを受けた事が印象的です。
息子のマンションで泊り、その年に仙台の大学へ進学した孫も一緒に仙台観光や鳴子温泉に泊ってのご褒美旅行だった。
帰りの飛行機での窓から見た蒼空の色が今でも心に残っている。
その後も娘の出張に合わせて、娘と息子の住む、それに親友の住む東京横浜へ行ったり、紅葉の京都だったり、
深夜バスで横浜だったり、いろいろ連れて行ってもらったものです。
「今度また出張で東京へは孫娘と一緒に行って、弟や妹や、最近は東京に住む孫娘夫婦に会ってくるけど一緒に行く?」と娘が聞いてくれたけど、背中の手術から1年2カ月。今回はまだまだご褒美旅行はお預けのようだ。
それより≪ご褒美旅行そのものに行く事が出来るようになるかどうか≫が問題の様です。