
プールとお風呂から上がって、みんな汗だくで、バスタオル一つでドライヤーをかける。

隣同士で旅行の話をしているみたい。
いずれも60代後半と見た。

『今度ナイヤガラと、グランドキャニオンへ行く。』のだそうだが、一人だそうだ。

『人を誘っていると行きたいところへもいけないし、最近ズーッと一人やわ。』

『へー淋しくない?』

『ナーンモ。気楽やし、その代わり添乗員さんの居るツアーで、必ず添乗員さんについて歩く。』のがコツだそうだ。

『行くときも近所にも言わんと行くし、お土産は買わないことにしているし、身軽なモンや。』

『フーン。今までお父さんについて何処へでも行っていたけれど、ミンナあなた任せだったから、今お父さんが居なくなってからは何処へもいけない。』

『そんなこと言わんと一人で出てみまっしぃー。』

『そうやねぇ 元気もらったわ~。』
そこへ私が口を出す。

『本当に、行ける内に行っておかないと、私みたいに後悔するよ。』
『本当やネェ』とミンナでナットク


みんな知らないもの同士だけれど
ハダカの付き合い
昨日娘が野菜をもって来てくれた。

お隣さんから・・・『実家からもらってきた。』ものです。
御多分に漏れず、子供たちは東京や金沢へ出て、いま能登でお母さんは一人暮らしだ。
食べるだけといいながら野菜を作ってたまに来る子供に持たすのが楽しみなのかもしれない。

ほうれん草、葱、ミズナ、春菊など等みんな泥つきの根っこがついている。

たまには小魚さんの好きな『虫チャン』が食べた後まである。

いかにも新鮮で身体に良い感じ
ちょうどいい大きさのほうれん草と豚肉で
常夜鍋 (昆布を敷いたお湯のなべに、根っこを切り分けただけのほうれん草と豚肉をシャブシャブとしてゴマだれやポン酢で食べる。毎晩食べてもいやにならないという意味。)
深い赤色の
ニンジンはクリームシチューに入れました。
大根はふろふき、葉っぱはおつゆと、刻んで実と一緒にしお煮。
明日はミズナと大根・オオバでサラダ
お蔭様です。皆さん本当にありがとう。

