テーマは「歌の力、歌の絆」だそうだが、前半はなんだか学園祭の乗りだから敬遠しがちだった。
映像で出演した【坂井泉さん】や【美空ひばりさんと小椋佳さん】とのチャンとハモッたデュエットなんてとても楽しかった。
笑福亭鶴瓶さんの等身大の司会も私には面白かったし、歌手も一人一人が、紅白には特別の思いがあるらしくて「熱唱」をする。
それに何より出演者に関心があった。
去年は「千の風」がブレイクした。
歌詞や秋川さんの歌唱力が『大事な人』を失った人たちの心の支えになった。
今年は何がそうなるのかは分からないが、馬場俊英さんや徳永英明さん坂井泉さん、こぶころさんなどは、その歌で「生きる力をもらった方」が沢山いるのです。
心に響く歌詞はその時々悩んでいた人たちを救っているのです。
初出場の「中村中」さんも、ちょうど「性同一性障害」の勉強をしている時に知って、それに名前が私の周りの中に同じ名前が居る事もあって何だか他人のような気がしないのです。
歌は15歳の時に作った物だそうだが、独学でピアノを弾き歌う。生き方を見つけた彼?彼女?が素敵だと思った。
最後は今年亡くなった『偉大な』作詞家阿久悠さんの作詞の歌を4人が歌ったが、結局は≪白組優勝≫だった。