kaeruのつぶやき

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『資本論』 、第1部 第2篇 第4章。

2014-09-18 16:56:10 | kaeruの『資本論』

部、篇、章というのは、住所の表示に似てます。

住所は国、県、市(郡)町村、字、丁目、枝番 とつながります。

章の後は節です、住所でいえば枝番に当ります。

 

 ある国を知りたいと思い訪ねることにしました。

 案内書もなしに、その国の 「入口」 から歩きだして、道に迷う。 そして歩く

ことを諦めてしまう、その国は分からぬ難しい国だ、ということになります。

 それを 『思想史の中のマルクス』 では、

≪『資本論』の最初の3章には、~が長々と書かれています。大部分の読者

は、ここで 『資本論』 を読み通すことは自分には無理だな、と諦めてしまい

ます。≫と書かれているのです。

 ならばどうするか、というのが、昨日の

「はじめて 『資本論』 に挑戦される場合には、~まずは第四章から読

み始めるのが良いかもしれません」 です。 この「~」には、

「とりあえずここは飛ばして、」 とあります。 「国訪問」 のたとえで言えば、

「とりあえず、歩かず車で行くかヘリを飛ばして、」 ということでしょう。

そして少し高台の見通しの良い「第4章」地に立ってみよう、ということです。

 

 なぜ、そこ 「第4章」地が見通しが良いのか、何が見えているのか?

 まだその「地」の入口に立ったばかりですが、どうやら此処に「資本」が書か

れているようです。 実際最初の第1章から3章までには「資本」という文字さ

え稀にしか見ませんでした。

 「資本」について理解したいと 『資本論』 を手にした人は、どこから「資本」

がはじまるのか、と思ったでしょう。

 ここからです、第4章は 「貨幣の資本への転化」 というのですから、ここに

「資本」が居ます、という表示です。 でも少し気になるのは 「貨幣」 について

勉強を 「飛ばして」きたが、大丈夫なのかです。

 でもそいうことをいちいち気いしていたら先に進めないのです。

 テキストでも 「とりあえず」と言っているのですから、そのうち分かる仕掛け

があるのでしょう。


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