ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

御在所岳の氷瀑

2006-02-04 09:59:16 | 過去の今日
1962年2月4日、御在所岳でトレーニングをしたときの
想い出です。下はそのときの手書きのルート概念図。



前夜は上の図の下端、藤内沢出合の藤内小屋で泊まり、
快晴の朝を迎えました。



1ルンゼ、中俣、3ルンゼで氷の感触を味わいながらアイゼン
ワークやザイルワークの練習を繰り返しました。



前列右が若かりし日の変愚院。白いスキー帽をかぶり、跳ね上げ式
のサングラス?を付けています。
このときに初めてナイロンザイルを使い「雪がつかず、しなやかで
快適」と山日記に書いています。それまでは麻ザイルで、雪が付く
とワイヤーロープのように固くなって、扱いにくかったのです。



最後は3ルンゼから山頂部に出ました。
「稜線に出るところがシブく、腕力を頼りによじ登る。上からスキー
ヤーがあきれ顔で見物していた。」
今夜放映されるNHKのドラマ「氷壁」からの連想で、遠い昔を懐かしく
思い出しました。