ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

「沖で待つ」

2006-02-22 09:02:52 | 四方山話
文藝春秋3月号に全文掲載された芥川賞受賞作を読みました。
このところしばらく読んでいない雑誌で、この号も実は他に
読みたい記事があったので買ったのですが…。
正直、「芥川賞対象の作品」純文学の割には面白かったです。

テーマは「同期入社」の男女の友情。「総合職」という現代の
職業が、女性の一人称でいきいきと描かれています。
テーマは「同期入社」の男女の友情。相手の男性がほのぼのと
した人柄の本当に憎めないひとで、死んで幽霊になっても、
どこかおかしい…。それでいて題名の意味が分かったときの、
小さな感動。味のある短編でした。



ところで、この表紙の山は「海をへだてた立山連峰」だそうです。