竜ヶ岳(1099.6m)
鈴鹿山脈北部の南端にあり、三重県いなべ市と滋賀県東近江市をまたぐ山です。鈴鹿北部の石灰岩帯が終わるところで、平坦な山頂部はイブキザサに覆われ、遠くからは草原のように見えます。(写真は宇賀渓より)
1991年4月28日 宇賀渓人り口の駐車場から左岸の林道を終点へ歩き、8時50分谷と分かれて杉林の中をジグザグに登る。再び河原へ下り、ホタガ谷の流れを何度か渡り返し、時には高捲く。しばらくで右下に分れ滝を見て、更に沢をつめる。石灰岩質の美しい石の間を流れる小沢となり、沢を離れる(10時10分)。
ここからは背丈を超すスズタケの中の登りとなり、間も無く笹の丈も低くなると始めて広闊な展望が開け、遠足尾根上に着く。残念ながら雲が低く、展望は今一つだ。此処からが結構きつかったが、足下に咲くコスミレ、ショウジョウバカマ、サワラン(淡赤紫)、イワカガミ、コミヤマカタバミ(白)などの可憐な花々や、すぐ近くで鳴くウグイスの声に励まされてコプの上に出た(11時)。
此処から左折すると殆ど平坦な道となり、最後の登りも大した事もなく、予想外に楽に頂上の広場に着く(11時15分)。さすがに連休らしい山頂の賑わいである。しかし視界は悪く、ガスが濃くなり寒さを感じてきたので、そそくさと食事を終えて出発する(11時50分)。
頂上からなだらかに下る、笹原の気持ち良い稜線歩きは直ぐに終わり、雑木林に入る。滑り台のような幅広い溝や、片足しか入らない掘り割り状の急勾配の下りが続く。林が終わり、明るい砂岩の尾根を過ぎると重ね岩の奇岩(12時20分)。<写真は2000年のものです>
前方にマイクロウェーブの鉄塔を見ながら、再び厳しい下りとなり、ようやく石榑峠に着く(13時)。広い道をのんびりと下る。小峠で舗装路を離れ、左手の谷に下りる。何度か徒渉を繰り返すが、白い岩の間を流れる水は清冽で疲れも感じない。所々で沢を離れて捲道を行き、また沢に下りたりしながら、和の好きな長い鉄梯子を降りきったところが長尾滝だった。(下の写真・13時20分~13時30分)。
中道登山口を過ぎ、しばらくで五階滝を見て、更に下って魚止滝に出る。すぐ登りに使ったホタガ谷の裏登山道に出会い、あとはのんびり広い道を駐車場に帰る(14時30分)。
2000年8月5日 酷暑の中、9年前と同じコースを歩きました。
ホタガ谷の源流近くなって右の涸れ沢に入り込んでしまい、遮二無二よじ登るように遠足尾根の上に出ました。人声のする方へヤブを漕いで行って、ようやく尾根を通る道に出ました。
カンカン照りの頂上は、もの凄く暑かったことだけが印象に残ります。
鈴鹿山脈北部の南端にあり、三重県いなべ市と滋賀県東近江市をまたぐ山です。鈴鹿北部の石灰岩帯が終わるところで、平坦な山頂部はイブキザサに覆われ、遠くからは草原のように見えます。(写真は宇賀渓より)
1991年4月28日 宇賀渓人り口の駐車場から左岸の林道を終点へ歩き、8時50分谷と分かれて杉林の中をジグザグに登る。再び河原へ下り、ホタガ谷の流れを何度か渡り返し、時には高捲く。しばらくで右下に分れ滝を見て、更に沢をつめる。石灰岩質の美しい石の間を流れる小沢となり、沢を離れる(10時10分)。
ここからは背丈を超すスズタケの中の登りとなり、間も無く笹の丈も低くなると始めて広闊な展望が開け、遠足尾根上に着く。残念ながら雲が低く、展望は今一つだ。此処からが結構きつかったが、足下に咲くコスミレ、ショウジョウバカマ、サワラン(淡赤紫)、イワカガミ、コミヤマカタバミ(白)などの可憐な花々や、すぐ近くで鳴くウグイスの声に励まされてコプの上に出た(11時)。
此処から左折すると殆ど平坦な道となり、最後の登りも大した事もなく、予想外に楽に頂上の広場に着く(11時15分)。さすがに連休らしい山頂の賑わいである。しかし視界は悪く、ガスが濃くなり寒さを感じてきたので、そそくさと食事を終えて出発する(11時50分)。
頂上からなだらかに下る、笹原の気持ち良い稜線歩きは直ぐに終わり、雑木林に入る。滑り台のような幅広い溝や、片足しか入らない掘り割り状の急勾配の下りが続く。林が終わり、明るい砂岩の尾根を過ぎると重ね岩の奇岩(12時20分)。<写真は2000年のものです>
前方にマイクロウェーブの鉄塔を見ながら、再び厳しい下りとなり、ようやく石榑峠に着く(13時)。広い道をのんびりと下る。小峠で舗装路を離れ、左手の谷に下りる。何度か徒渉を繰り返すが、白い岩の間を流れる水は清冽で疲れも感じない。所々で沢を離れて捲道を行き、また沢に下りたりしながら、和の好きな長い鉄梯子を降りきったところが長尾滝だった。(下の写真・13時20分~13時30分)。
中道登山口を過ぎ、しばらくで五階滝を見て、更に下って魚止滝に出る。すぐ登りに使ったホタガ谷の裏登山道に出会い、あとはのんびり広い道を駐車場に帰る(14時30分)。
2000年8月5日 酷暑の中、9年前と同じコースを歩きました。
ホタガ谷の源流近くなって右の涸れ沢に入り込んでしまい、遮二無二よじ登るように遠足尾根の上に出ました。人声のする方へヤブを漕いで行って、ようやく尾根を通る道に出ました。
カンカン照りの頂上は、もの凄く暑かったことだけが印象に残ります。