連休最終日、一カ月ぶりの丹波へ。ただし今日は奈良発の日帰りバス・ツァーです。
まずは永沢寺の牡丹園へ。花菖蒲で有名な「えいたくじ」は、お寺の名前とばかり思っていましたが、実は地区の名前でした。今の時期はシバザクラとボタンの花が見ごろで、少し離れた場所で別々に開園されています。
枯山水風の庭園前からビニールハウスの牡丹園に歩きます。
この辺りは標高が550mあるので、暑さに弱いボタンの栽培には好適な立地条件になっています。
早や花期の盛りを過ぎたものもありましたが、まだまだ色とりどりの花が艶を競っていました。
菖蒲池の周りを巡っていきます。大小の水車が一列に並ぶ向こうに、名残のサクラが見えます。
園内では緑の中の真っ赤なモミジも美しく(1)、足元に咲く可愛いニワザクラ(2)やイカリソウ(3)など、他の花もたくさん咲いていました。4のサクラの下のツツジはまだ咲き始めたばかりですが、右に見える道の奥にミズバショウの群生地があります。地元の人の話では、すでに花は終わり一か月前が全盛期だったそうです。
道を隔てた永澤寺(こちらは「ようたくじ」と読みます)にお参りしました。応安年間の1370年頃(室町時代)に通幻禅師の開基になる禅寺で、広大な寺域領を持っています。
境内は至るところにオダマキが咲き乱れ、真っ赤なボケの花や…
スズランも群生しています。
妙高閣には高さ9.2mの大観音像の他に、ガンダーラ美術の石造彫刻10数点が展示されていました。
見どころの多い由緒あるお寺ですが、時間がなくてゆっくり参拝できなかったのが残念です。
昼食場所の篠山に向かう途で「お菓子の里・丹波」でトイレ休憩。本館の他にこの茅葺の家や
神戸の旧垂水署を移築改装した大正初期の洋館「ミオール館」、ドイツ館、薬師山山荘などが広い敷地の中に点在しています。ここもトイレ休憩に立ち寄ったついででしたので、辛うじてミオール館の内部を見せて貰っただけの慌ただしい観光に終わりました。(続く)