1958年11月1日。大学の同級生6人が卒業前のグループ旅行で山陰へ行こうと、夜行列車で大阪を発ちました。
翌2日、始発のバスで大山寺へ向かい、正面登山口から伯耆大山をめざします。
「前日に1名遭難して自衛隊が出動していた。頂上付近はすごい風雪とガス。縦走はあきらめて元谷を下る」
初めての山日記の記事です。借り物のキャラバンシューズとザック。大山登山は山陰旅行の、ほんの付け足しの筈でした。景色も見えず、苦しいだけだった山が、なぜこの後、こんなに私をのめり込ませるきっかけになったのでしょう。
翌1959年2月22日、この時の発案者N(故人)と再度、正面登山口から登ります。
翌1959年2月22日、この時の発案者N(故人)と再度、正面登山口から登ります。
深雪のラッセルで苦労しながらも、二度目の登頂を果たしました。