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ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

12月12日の山

2014-12-12 10:04:01 | 山日記
もう14年前になりますが、平成12年12月12日12時12分に標高1212mの御在所岳山頂にいました。
ML(メーリングリンク)低山徘徊派のTさんの呼びかけで、正午に頂上で集まろうという企画。
私たち夫婦はスカイラインゲートの上に車を置き、Tさんの4輪駆動車で中道登山口へと3人で中道を登りました。スカイラインを登っていった車も何台かありましたが、みな武兵峠か表道に向かつたらしく、ここ中道はまったく人気がありません。大きな花崗岩の点在する尾根道を行くと、時に吹雪いたり、強い突風が雪を舞いあげたりして寒気が肌を刺します。
 
 
負レ岩を過ぎたところで単独の人が引き返してきました。「地蔵岩まで行つたが、その上はかなり厳しいので…」ということでしたた。この先は凍結している箇所もあって無心に登ります。
 
 
凍結したキレットを慎重に下り登り返します。振り返るとガラス細工のような霧氷の林です。樹林帯に入ると積雪は30cmほどになりました。壺足で登りつめて稜線にでる頃、雪がやみました。
 
 
雪を踏んで朝陽台に来ると、メンバー二人と美しい樹氷が迎えてくれました。
 
 
三角点は大きな字幕を用意した団体や「昭和12年12月12日生」の男性など大勢の人で混み合っていました。
正午、混まないうちにと5人で記念撮影。
 
 
12時12分には他の3人のメンバーも顔を揃えて、8人で雪の深い表道を下りました。
 
 
振り返ると紅葉と岩肌に薄雪の衣を纏った御在所岳と鎌ヶ岳が見送ってくれるように聳えていました。いつまでも忘れられない1212です。