万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

ダルドヴェールの万華鏡

2008-12-10 23:11:39 | 万華鏡ブログ
ガラスの色が鮮やかな黒い大きな作品は、伊藤美津江さんの万華鏡です。「山見浩司となかまたち展」に出品された大作です。ダルドヴェールという技法で、厚いガラスをハンマーで割って、いろいろな面を生み出し、光の屈折を楽しみます。
ガラスの面に貝殻のような模様が出るのが美しいとされるそうですが、伊藤さんの作品もガラスの面がとてもきれいです。輝いて大きな会場の中でひときわ目を惹くわけですね。「ガラスを打ち砕くのはさぞ大変だったでしょう?」とたずねると、まるで男性のように力仕事をこなしたと答えてくれました。そんな苦心談も、とてもにこやかに話してくださる作家さんです。
ガラスを繋ぐ黒い部分は樹脂で、内部の光源からの輝きを通さないので、ガラスの輝きがいっそう美しく見え、この万華鏡の内部にはどんな世界が展開するのか興味が湧きます。
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