光の贈り物 赤津純子さんの作品展

松屋銀座（7階）アートスポットで昨日から開催中の「赤津純子作品展　万華鏡―光の贈り物―」に伺いました。昨年12月に続いて同じ会場での2回目の作品展です。新作も含め、ガラスの技術を駆使した、女性らしいきれいな万華鏡をたくさん見ることができました。（12月23日まで開催中です。）
この映像は、昨年も気にかかり、今年もまた長い間覗いてしまった「華鼓（はなつづみ）」の映像です。背景に和紙を張って柔らかさを出し、細く引いたガラスオブジェクトやガラスの粒、薄く光る貝などで、本当に繊細な優しげな模様を見せています。高さ約8cmという小さな鼓の形の作品ですが、とても完成度が高く、独特の雰囲気のある万華鏡です。
赤津さんは自分にとっての美しいもの、心惹かれるものを探りながら、万華鏡に表現し、見てくれる人に楽しんでもらいたいと考えています。そんな作家さんの想いが伝わってくる作品ばかり・・・タイトルにも作品説明にもその姿勢が貫かれ、万華鏡をご自身の言葉で語られているところにも感銘を受けました。