「おとなも楽しむ万華鏡」展から、豊田万里さんの作品「インセクト・アイ」シリーズです。銀色の光沢のあるガラスに昆虫を描いています。豊田さんがこのところ取り組んでいるテーマです。その映像も虫の目を通して見たものでしょうか? とても不可思議なミラーシステムで、視線の方向によっていろいろな見え方をします。
というのは、一つの覗き口から2つのミラーシステムを通しての映像が見えるからです。一つのミラーシステムに集中すれば、それぞれ別の映像が見えるのですが、一緒に見るとこのようになります。
それぞれのミラーシステムに集中して見ると、例えばこんな映像と
こんな映像が
見えたりするのです。それぞれ分解してみても、ユニークな、しかも美しい映像ですね。
次は蝶を描いた作品です。
それぞれに蝶の名前とサインがデザインの一部となって書かれています。3つで一つの作品のようですが、それぞれが個性のある万華鏡です。