AVATAR はデヴィッド・スギッチさんが京都の万華鏡世界大会で発表し、ピープルズ・チョイス・アワードを受賞した作品です。 該当作品はアメリカの万華鏡店が買い上げましたが、帰国後、同じコンセプトで制作した品を日本に送ってくれました。日本での大会をとても楽しんでくれ、日本の文化に感銘を受けたこと、自分の今後の制作に活かせそうなインスピレーションを得たこと、コンベンションへの参加の意義を改めて見出したとのコメントをいただきました。そして感謝の気持ちを込めて、京都万華鏡ミュージアムへ記念の作品として送ってくださったものです。 嬉しいことですね。
前面の白いガラスは光を透過し、ほかの2つの側面はこのような黒地に虹色の模様が見える美しいガラスで制作されています。
覗き口は底に当たる部分の大きな三角形の窓です。 持ち上げて覗くのですが、結構重いです。
このように覗くのが正しい覗き方。 覗く時、外部からの光が入らないように工夫されています。しっかりと持ち上げて、白い面に光が当たるようにします。さらにスギッチさんがやっているようにフラッシュライトを当てる場所を変えていくと、色模様が劇的に変化して、さらにダイナミックな映像を楽しめます。
彼のトレードマークでもあるテイパード3ミラーシステムによる3D 映像は、宇宙に浮かぶ星が表され、そこへの旅に誘われるようです。
ジェームス・キャメロン監督の映画「AVATAR」にインスピレーションを得たこの作品、ファンタジックな映像が魅力です。
作品の制作にかかわることもあるナダレさんと一緒に受賞を喜びました。 BKSの万華鏡コンベンションで受賞なさったのは初めてのことだそうで、その意味でも記念すべき大会になったと思います。
おめでとうございました。