マーク・ティクルさんが最近創っているカメレオンシリーズの作品から、アワーグラス(砂時計)のような見え方をするテレイドスコープです。
本体はこんな感じです。
この間の万華鏡世界大会でピープルズ・チョイス・アワードを受賞した「カメレオン・ネビュラ」/下の写真左(2017年6月1日のブログ参照)よりも小型です。透明なガラスの筒の内側に紙などを巻いていますが、そこに組み込まれた工夫がこれらの窓です。
中の映像はボディーの窓から取り込む光とミラーとダイクロイックミラーフィルターによって色の模様が生み出されます。テレイドスコープですから先端の水晶球から取り込まれる映像が映りこむのはこの砂時計のような部分です。
見るたびに周りの色合いも変わり、不思議な気分になるテレイドスコープです。光の当たり方次第でさらに鮮やかな色になることもあります。
テレイドスコープの最先端を行く、ティクルさんのカメレオンシリーズはプロダクションタイプです。3D映像がトレードマークであるマーク・ティクルさんらしいユニークなテレイドスコープ、なかなかフォトジェニックな映像で、写真を撮るのも楽しく、その意味でも現代的かなと感じます。