時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

新・古着屋総兵衛11 ~八州探訪~47

2015-12-31 | 読書
文化二年の元日
年賀の挨拶で賑わう
大黒屋の目下の話題は
信一郎とおりんの
祝言の話と
次の
船団長の人選であった

そんな中
年賀客から
武州・上州など
関八州の田畑の荒廃と
無宿者の増加という
情報がもたらされ
重ねて「影」からは
「八州探査」の指令が下った

天松・忠吉を供に
上州高崎に入った総兵衛は
早速賭場に潜入する
盆茣蓙の奥には
異彩を放つ異人の用心棒がいた



十代目
大黒屋総兵衛こと
鳶沢総兵衛勝臣が
影様からの
密命を受け
大黒屋の手代
二代目綾縄小僧こと
天松と
小僧の忠吉
(只今、投げ針練習中)を連れ
関八州に向います

富沢町では
「古着大市」開催に向けての準備
富沢町裏の
旧伊勢屋の土地には
異国貿易から戻った
大黒屋一番番頭であり準長老
鳶沢信一郎と
大黒屋の奥向きを仕切るおりんの
新居建築中
(婚儀はこれから!)

ですが
信一郎の頭の中には
次回の交易の長の件が
気になってります
そ~なんです!
再び
交易に出ることになれば
新妻・おりんと
離れ離れ~
かと言って
他に長として航海にいけそうな
人材はなし…

総兵衛の許嫁
坊城桜子が
何か考えているようで…

っと
新たな展開は
結構あるんですけど
ぜ~んぶ
次回作ってことなんですね~
全編通して
次作に続く
序章的な展開~
ド派手な
起承転結を期待していただけに
物足りなかったです



今は
久しぶりに
東野圭吾読んでますが
年内に読み終えるのは無理かも

と言う事で
今年の
読み納めは
佐伯泰英の
新・古着屋総兵衛シリーズとなりました

因みに ×1
来月4日には
居眠り磐音江戸双紙シリーズ
50巻&51巻が
発売致します

因みに ×2
このシリーズは
51巻をもって
完結となります
新年早々
最終巻を
読むことになるとは…
磐音一家はもとより
その関係の皆様が
幸せな結末を向かえられることを
祈るのみです

最後に
この一年
趣味嗜好に片寄った
ブログに
足を運んで下さった皆様
ありがとうございました

皆様にとって
来年が
実りある年となりますよう
日々
恙なく穏やかに
過ごせます様
お祈り申し上げます