庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

フランクリンのカイト

2011-06-22 21:24:00 | 拾い読み
今夜もいくらか頭が熱いが、またどうでもいいような思い付きをちょこっと・・・。 

昨日は、フランクリンがカミナリから電気を採取するために凧を使ったということを書いた。これはアメリカで育った人間なら、たぶん誰でも知っている小学校の教科書にも出てくるような話で、彼が残した『ベンジャミン・フランクリンの自伝』は、彼の地では聖書の次に愛読者の多い本かもしれない。もちろん、この本の著作権は、はるか昔に切れているので、今は全くの無料で原作を読むことができる。奇跡のシステム・インターネットのおかげだ。 

日本語訳は、いつかどこかで読んだような気もするが、カミナリ実験のくだり以外はほとんど覚えがないので、早速、キンドル用に一冊と関連サイトから落としたPDFに目を通すことにした。そしたらなんと、目次の何行目かに「エレクトリック・カイト」なる項目があるではないか。そのまま訳せば「電気凧」・・・なんと魅惑的な響きだろう・・・太陽電池で飛行機が飛ぶ時代だ、電気で動くカイトがあったら、どんなことになるのか・・・。 

もちろん彼のカイトは電気で飛び回ることはないのだが、その命名の仕方自体が楽しいではないか。この部分をサラッと読むと、「十字に組んだ木枠に絹の布を張って、接続した麻ひもは水で充分濡らし、操作する人は家屋や物陰に隠れ、ゴムの手袋をして・・・・」などと目に浮かぶような説明が続く。何かの足しになるかもしれないから、ちょっと部分訳してUPしようかとも思ったが、アマゾン書店で探せば、末{がたぶん古本1円くらいで出ているだろうから、その必要もあるまい。

他にも、彼の自伝には「フランクリンの十三徳」という人生訓みたいなものがあって、今でも多くの成功者の心得として広く読まれているらしい。これについても思い付いたことがあるので、またいつか書く。
コメント
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