庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

別府 (ボランティア・ゴミ袋)

2011-06-28 20:02:00 | 海と風
今日の別府は、なんとかワンレグだけ走れました・・・という見事なハズレだったが、久しぶりに見物に来たカトちゃんが初めてのカイト体験で、19㎡でグラハンのついでに、基本的なカイトの運動やちょっとしたバー操作を楽むことになった。 

何でもそうだろう・・・自分にとってどんなに楽しいことでも、他人(ひと)にとってどうかは分からない。しかし、自分が美味いと思った食べ物や好みとする事物を、それなりの興味を示す人たちと共に味わい楽しみたいという素朴な気持ちは、人類が集団生活を始めた大昔から変わらぬ相当に原初的な感情で、ほとんど本能的なものではないかと思う。 

もっとも、こんな気持ちの大小強弱も人により、私の場合は多分に「お人よし」の、場合によっては単なる「おせっかい」の類(たぐい)かもしれないことは充分に承知している。

ところで、今日は今治の大西支所にちょっと寄って、「ボランティア用ゴミ袋」を、とりあえず40枚もらってきた。好きで始めた海岸清曹フ用に供するためで、ゴミがある程度集まって(すでにちょっとした小山になっている)、このゴミ袋に分別し整理しておけば、適当な日に市の清窓ヌの車が取りに来る段取りになっている。IMGP0194s1024pix100kb.jpg

漂流ゴミは次々に流れ着くので、当面終わりのない作業ということにはなるのだが・・・放置ボート横のバケツに不燃用と可燃用のゴミ袋をとりあえず数十枚入れてあるので、興味がある人は自由に使えば良い。

あらためて言うまでもなく、この浜だけでなく日本国中のあらゆる海浜は全国民の財産で、管理の大方を国家の出先機関や地方の公共団体に任せてあるにすぎない。本来、私のものでもあるしあなたのものでもある。(いやいや、ほんとうは全ての生き物の共有財産なのだよ・・・という声がどこかから聞こえる^^;)

堀江の浜の踊り場に「わが庭と思わば、ところかまわず糞もさせまじ」とかいう標語旗がなびいている。まことに下手な「五・七・五」だなぁ・・・と見るたびに思うが、「わが庭」というのは全くその通りで、海浜が「自分の所有物である」ということを自覚すれば、そもそも「ボランティアなんとか」なんて言葉は必要なくなる。まあ「ボランティア」の原義は「自主的に」という意味だから、そう無理のない表現ではある。


コメント
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