庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

新たなスタイル

2014-01-09 21:20:00 | 海と風
こんな寒い日はもう海に出るのは止めようと決めていた。


昨年の長く厳しい体調不良が、真冬の海で腹を冷やしたことに端を発していたということもある。

ところが、体調が回復するにつれて、また徐々に私の中の風の虫がうごめき始めた。ただ、本格的にカイトを初めてもう5年・・・この間、ずいぶん飛んだり跳ねたりを繰り返して、およそ自分のやりたいことはやったような気持ちに成り始めてもいた。私も今年で60歳の還暦を迎えることになる。そろそろもう少し落ち着いたスタイルを模索しても良い時期なのかもしれない。

いろいろと思いを巡らせながら、これまで試みてきた中で、最も楽で波のリズムも感じ取りやすいのが、サーフ・スタイルであることに思いが至った。大き目のサーフィンボードに小さい目のカイトを組み合わせれば、かなり面白いことになるに違いない。

そんなことを考えながら、WEBショップでサーフィンのミドル・ロングボードを眺めてみた。セミロングということになると思うが、今持っているSUPの半分の重量にも満たない8ft4inch板などもあった。
 

こんな感じの板なら、微風からかなりの風まで8平米辺りのコンパクトカイト一枚でゆったりとしたグルージングやちょっとした波乗りが楽しめるだろう。その為にはジャイブやタックをマスターする必要があるなぁ・・・などと思い付いたらジットしとれなくなるのは、どうしようもない私の性分だ。

そういう訳で・・・今日は昼からサーフィン用のショートボードを車に積み込んで塩屋に出かけてきた。潮加減は良いのに珍しく誰も来ていない。平均10mほどの北西寄りの強風では、ストラップなしのサーフボードは跳ね回って何も出来なかったので、いつものツインチップに乗り換えて1時間半ほど、本年の発乗りを済ませてきた。気温は10℃に満たないに関わらず、寒さを感じなかったのはお日様のおかげか、体が大きく復調してきた証にちがいない。ありがたいことだ。