庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

主人と客人

2014-01-24 10:23:00 | 自然

ウィンドショップ・テイクオフのMちゃん(といっても私と同年である)。昨日はこの小型のSUPで30分ほどウィンドサーフィンしてきた。3mほどの微風でチャプチャプトと歩く程度のスピードで堀江沖を一往復。

彼とは既に30年の知己になろうとしている。今年は共に還暦を迎える予定で、彼は腰が痛い、私は膝が痛い・・・などと、それなりの身体的老化は否応なし・・・というところだ。

どんな道具も「経年劣化」は避けて通れないのだから、耐用年数たぶん100年に満たない人間の身体という「道具」にもそれなりのメンテナンスが必要なことは言うまでもない。

私が最近ますます面白いと思うのは、年齢を同じくしても、人はそれぞれ相当に異なった容姿容貌を持つに至るという事実である。ちょっと思い付く有名人だと加山雄三・75歳。三浦雄一郎・80歳。日本人男性の平均寿命を80歳とすると、かなり高齢の方々ということになるが、まったくお元気で実に若々しい生き様をしていることは周知の事実である。逆に、20代30代で老人のような若者があまた存在するのも事実。

さて、この違いは一体どこから来るのか・・・結局「生き方の違い」ということになるのだろうが、ではその生き方の違いはどこから来るのか・・・。私の結論は、やはり「人生観・世界観・価値観・・・」など、ものの見方・感じ方・考え方の違いによるのだろう・・・ということになる。そして更に深く、どうしてそのような差異が生まれるのかについて想いを巡らせ始めると、哲学・宗教の世界に至らざるを得なくなる。

しかし、ことの次第はもっとシンプルなような気もする。いつまでも若くありたければ、いつまでも若い精神を保ち続けること。若いということは過去が少ないということであり、未来が多いということだ。未来は夢や目標を内包する。つまり精神がこれからしたいことやすべきことで満たされ得るということだ。

私は加山雄三が挙げる3K主義に全面的に賛同する。つまり、関心・感動・感謝の3Kである。そしてこれらは真に若き精神と生き方の極めて重要な属性のように思える。