(株)カプロラクタム-blog

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女性専用車両

2007年04月06日 | 時事
女性専用車両:利用できるのに…視覚障害の男性、困惑
・・・これではまるで、「女性占領車両」ですな。

こういうルールは基本的に弱者を守るために生まれるものなのですが、与えられた権利のように思ってしまう方も多いのでしょうね。
考えてみれば、現状では視覚情報以外に女性専用車両の存在を知る手がかりがありませんから、視覚障害者は明らかに女性専用車両に「間違えて」乗ってしまうわけです。そして、視覚障害は知的障害に比べれば「見た目で分かりやすい障害」でありますし、もし「間違えて」乗ってきたら、その人が「単に間違えて乗った」ことぐらい、誰の目にも明らかなはずです。「女性専用車両に男性の障害者も乗って良い」というルール自体は僕も初耳でしたけど、仮にそういうことを知らなかったとしても、この記事のようにあえて「ここは女性専用です」という必要があったとは、僕にはどうしても思えません。

自分も先週東京に行った時に、「間違えて」女性専用車両に乗りそうになったことがありました。地元でそういうものはありませんし、電車自体も観光ぐらいしか乗らないので、存在は知っていたにしろ待っている時は全く考えていませんでした。幸い空いていた時間帯でしたから、列車が止まり完全に乗り込む前に気づいて隣に乗り変えることができましたけど、これは慣れ不慣れに関わらず、「間違い」は生じるだろうなあと思いました。もちろん傷害の有無にも関わらないことは言うまでもありません。

肝心なのは、「間違った」時にさっと事なきを得ることができればいいのですけど、そうできない事情があった場合の対応の仕方でしょう。理由があってそうしている可能性もないわけではないので、闇雲に非難するのではなく、相手の事情を察する心を持つことが必要なのではないかな、と思います。

「間違った」かどうかの判断が難しい場合もあると思いますけどね(笑)