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道徳

2007年05月25日 | 時事
道徳教育が不徹底、再生会議が「検定教科書」提言へ
道徳か・・・懐かしいな(笑)

養護学校には、道徳という授業時間はありません。と言うのも、日常生活の指導全般が即道徳になっているからです。例えば「挨拶をしようね」と道徳の時間で教えても、その場ではするかもしれませんが「次」に生かされることはまずないでしょう。それよりも毎日の生活の中で、登校したら「おはよう」給食を食べる前に「いただきます」など、その場その場で実際に、反復的に学習していった方が、はるかに効果があるわけです。
そんな学校にも、一時期話題になった道徳の副教材、「心のノート」が存在します。しかし、教科書→食べ物という認識をしている子には多少の腹の足しになるかもしれませんが、はっきり言ってあれは完全なる税金の無駄遣いです。道徳って、目に見えたり文章化したりできるような代物ではないと思うのですが・・・

小学校で教えていた時も、基本的に道徳は教える徳目やら物語資料などが用意されていますから、「心のノート」は学期に1回ぐらい好きなページに書き込む程度で終わっていました。
ネットや携帯などの普及でこれほど情報化が進んだ現代、一度そういう環境に毒された子に道徳教育などは、もはや意味をなさないのかもしれませんな。これは学校がどうこうできる問題ではなく、完全に個々の家庭の教育にかかっていると思います。携帯でも、有害サイトのフィルターを使っているかどうかでかなり変わるでしょう。そういう家庭での決まりごとがしっかりしている所は、まず学校でも間違いをおこすことはありません。これからの道徳は、やはり家庭から発信していくものにならないといけないと思います。

小学校の頃の道徳は「さわやか3組」を見る時間だったな(笑)