(株)カプロラクタム-blog

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ショッピング

2011年09月01日 | Weblog
気持ちよく観光してきた(?)今回の旅行も、辛いことが1つありました。

大きくくくると1つという意味ですが、2泊3日の行程の中、中国の名所旧跡ばかりを回ってきたわけではありません。海外に限らず、こうした観光ツアーによく参加される方は察しはつくと思いますけど、それはずばり、ショッピング地獄です。

日本の、特に格安のバスツアーでも、ワイナリーとかチーズ工場見学とか銘打って、土産物屋に一定時間軟禁されることはよくあります。まあ、日本の場合はそこで売っている土産もそこそこ美味しいですし、値段もまあまあですから、買ってもよし、試食を食い漁るもよし(笑)で、それなりに楽しめるわけです。旅行会社としても、おそらくその土産物屋に寄る事によって一定のマージンを得、土産物屋は多少の接待費も物が売れれば十分ペイできるわけですし、それによって旅行代金が抑えられているのなら、我々としても空気を読んで、適当に楽しんでいれば文句はないでしょう。

しかし中国の場合、そうした普通の土産物屋ではなく、やたらと高額な商品ばかり立ち並ぶ店に連れ回されるのです。しかも、数が半端でなく、昼食会場内や故宮内の書画販売も含めると、全部で7件も回りました。内訳は、初日に宝石店とお茶店、2日目に高反発ベッドとブランド服店と絹織物、3日目に化粧品店と書画販売といった感じです。簡単な工芸品やら、菓子関係の店はほぼ皆無でした。その都度、商品の説明やら実演やらも含めて1時間ぐらい拘束されました。ひどい時には、次に行く目的地と反対方向に、わざわざ渋滞を抜けて行って戻った場所もありました。流石にショッピングが続くと不満が出るかもという配慮だったのかも知れません。
正直、海外にまで来て財布のガマ口を硬く閉ざすつもりは全くありませんでしたし、日本円で1000円程度の物だったら騙されて買っても良いかなくらいのつもりではいました。現に中国茶の販売では700円ぐらいのお茶を買いましたしね。しかし、全体的に立ち寄った店の底値は基本万単位であり、よほど良いものだと思わない限り買えない価格設定のものばかりで、とても手が出ませんでした。

まあ、自分が安穏と団体行動に甘んじるはずもなく、最初の宝石店では抜け出し同僚と近くのマックでコーヒー(8元)を飲んでいましたし、ブランド服店では「ここから先は立ち入り禁止」だったっぽい区画にまで侵入して日本人向けとの値段の違いを吟味していました。あと、絹織物の店ではウォーターサーバ(おそらく店員用)からこっそり水を飲んだり、化粧品店では早々に外に出て「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」を読破したりしていました。店員のマンツーマンディフェンスは結構厳しいものがありましたけど、別に買う必要はないですから、気にせず自分の時間に使うのが正しい攻略法だと思いました。

一緒のツアーの方はちょこちょこ買ったりしていたのですがね・・・後日談が聞きたいなあ。