落札ステマ

ペニーオークション摘発…お笑い芸人も“やらせ広告塔”　業界騒然
「オークションで安く買った」という嘘の記事を載せて、３０万も受け取っていたとか。

このオークションのシステムは、初期値を異常に安い値段に設定し、入札するごとに手数料をとる仕組みのようなので、入札が少なければ安い値段で商品が手に入りますが、逆に入札が増えれば増えるほど手数料がかさんで行くようです。当然、「安く手に入った」という口コミが広まればユーザーが増え、逆に今度は安く手に入るのは困難になってしまいます。しかし、その分手数料は確実に増え、胴元が儲かるということです。よく出来た仕組みですが、はっきり言ってねずみ講に近いですよねコレ。

これだけブログやツイッター等、個人の情報発信技術が確立した現在、芸能人のブログなどは一種の巨大広告ツールと化しているのでしょう。オークションに限らず、買った服や食べたものなどを写真に収めてコメントを載せているブログも多いですし、それが閲覧者の趣味嗜好に影響を与えるとしたら、その影響は企業にとって捨て置くことはできません。それこそ、お金を払ってでも記事を書いて欲しいという企業も多いはずです。過去にはネットのラーメンの口コミ評価にヤラセが動いていたこともありましたが、ＣＭよりも気軽に、安価で宣伝できるので、影では相当数のステマが動いているのではないかと思います。ＣＭでマルちゃん正麺を宣伝していて人前でチキンラーメンを食べるわけには行きませんが、ブログの範囲ならどちらも食べて「うまい！」と言っても差し支えありませんしね。少し前に流行ったアフィリエイトの原理ですな。

そんなわけで、マルちゃんと日清は僕にラーメンを送ってくれてもいいと思います（笑）