(株)カプロラクタム-blog

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大須演芸場

2014年02月03日 | 時事
大須演芸場、トリは強制執行 満員の観客が執行官迎える
ついに強制立ち退きとなった模様です。

自分も名古屋出身の同僚に誘われて、1度行ったことがあります。1500円の入場料を払うと、後はいつまでいてもいつ出てもOKというシステムは、暇つぶしにもってこいだと思いました。まあ大体は2時間ぐらい見ると一巡するので、その辺のタイミングで帰るわけですが、その時も観客は10人足らずで、入る客も出る客も非常に目立ちます。これ出演者にしてみたら、自分が話している時に帰られたらショックだろうなあと思い、中々出るに出られない所も趣を感じました。中には最前列に座ると客をいじってくる落語家もいて、ある意味で客と演者の距離が近い演芸場だと思いました。

昔は娯楽と言えばこういうものしかありませんでしたが、テレビが普及した時点でもうオワコン化は必至だったのかもしれません。さらに暇つぶしの方法が多様化してきた今、むしろ今まで良く生き残ってこられたと思います。まあ、今でもテレビで有名になった芸人や歌手などはライブをしたりするわけで、こうした演芸場にも、有名人に生で会えるという価値はあるわけです。しかし、何もかも東京に集中させてしまう現状では、中々地方には人が集まりにくいのでしょう。実際自分が行ったときも知っている人はいませんでした。まあ有名人を呼ぶにはそれなりのギャラが必要でしょうし、若手の登竜門的な扱いだったのかもしれません。そう考えると、今回の閉鎖は落語家の卵達にとって非常に痛手でしょうね。

この3日間は入場無料だったこともあり、超満員だったとか。有終の美を飾れてよかったのかな。