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タリウム事件無期

2017年03月24日 | 時事
元名大生に無期懲役=「完全責任能力あった」―女性殺害、タリウム投与・名古屋地裁
当時未成年の学生に対して無期は非常に重い判決ですね。

通常、判決は主文(刑の言い渡し)を先に読まれますが、死刑など重い判決が出る時には先に説明が始まることもあります。被告人は未成年で一応亡くなった方は一人ですから死刑は判例上でないので、事実上の最高刑という意味で先に説明がなされたのでしょうね。
ところで、少年法の年齢引き下げが議論に上がって久しいです。自分は職業柄かつては何となく反対派でしたが、18歳選挙権などを経て、今はもう段階的に18歳を成人とする世の中の動きにあるのではと考えています。やはり高校までは親元を離れる子はそう多くありませんけど、19歳という年齢は社会に出たり進学で一人暮らしなどを始めたりする年齢であるので、それなりの責任を背負うべき年齢なのではないでしょうか。そもそも少年法は少年の更正に主眼を置いた法律ですけど、それを逆手にとって「少年法で守られているから逮捕されない」「俺達は無敵」とすら言っている若者もいる始末です。しかしこれは大きな間違いで、若いうちから悪行に手を染め、反省する機会を与えられなかった人物はその負の成功体験がありますから、いずれ成人年齢に達してからも同様の過ちを繰り返してしまうものなのです。そしてその時に与えられる罪はより重いものになってしまうでしょう。この女子大生がまさにその例ですね。無期懲役は仮に模範囚として出所できたとしても30年はかかりますし、50代で実社会に出てからどう生活していくのか、助けてくれる親族が健在かどうかも定かではありません。果たして自身が満たしたかった興味・欲望は本当に人生の大半を無駄にするに相応する行為だったのか・・・長い年月をかけて思い知ることになるでしょう。親や教育機関の庇護下にあったうちに問題行動を制止できなかったか、本当に悔やまれるところです。

それにしても名古屋大学はひどいとばっちりだなあ(笑)1年生なんて単に試験に受かっただけで名大は全く関係ないのに・・・名前が出せればそれで呼ばれたでしょうけど、こういうところにも少年法の弊害が出ていますな。

いやこれは単にマスコミのせいか。