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子ども4人表彰

2017年11月23日 | 時事
尾木ママ激怒「時代錯誤」子ども4人産めば表彰案に
え・・・4人産めば女性は戦前思想で産む機械ってこと?その激怒ポイントこそ時代錯誤じゃない?

少子化が叫ばれて久しいですが、大都会はいざ知らすこの辺りののどかな学校だと、意外にも3人や4人など、兄弟姉妹の多い家庭率が多くなっている実感があります。もちろん学級数は減っているわけですし、一人っ子も半分くらいはいますけど、少子化の最も重大な問題は自分も含めて(笑)結婚できていない世代が多すぎる事で、むしろ結婚して子どもがいる家庭は多人数系が増えているという印象をもっています。妹の所も3人いますしね。こうして多人数兄弟で育った子ども達が20年ほどして同じ境遇の人と結婚すれば、やっぱり賑やかな方がいいよね、という話になり、人口減少に歯止めがかかるという試算をしている学者もいるくらいです。

もちろん子どもが多いと色々と手も回りませんし、お金もかかります。育児の大変さは子どもの人数に比例するといっても過言ではありません。なので表彰されることが果たして嬉しいかと問われれば、「賞状くれるより金をくれ!」という心境でしょう(笑)現に今度の選挙の目玉の一つになっていた幼児教育無償化は願ってもないことで、妹も下の子が来年上がるので早くして欲しいとしきりに話していました。これは単純にこれまで子どもの数に比例してかかっていた幼児教育費がなくなるわけですし、明らかに多人数家庭への優遇政策です。また自治体によっては3人目が産まれると100万円の補助金が出るなど、実際に多人数家庭を目に見える形で支援する動きは存在しているのですが、だからといって子どものいない家庭や1人っ子の家庭が「差別だ!時代錯誤だ!」と騒いだという話は聞いたことがありません。

1人でも子どもがいれば、その大変さはよく分かるものです。尾木ママは子どもが欲しくてもできない家庭もいるから配慮しろというスタンスのようですが、だからといって戦前の「産めよ増やせよ」を持ち出すのは、ちゃんと家族計画をして苦労しながら多人数を育てている家庭を馬鹿にしているのではないでしょうか。あの人は時々、非常に視野が狭くなりますよね・・・表彰されて嬉しいかはともかく、お母さん視点で「4人も育てているなんてすごい、表彰モノだ」と発言することがそんなに戦争に直結する危険思想なのでしょうか?子どもがいなくても結婚しなくても幸せな家庭というのは、本人はそれで良くても社会全体から見れば余りにも自己完結的で閉鎖的な発想ですし、仮にそう思っていても、多人数を育てている家庭を見て「自分ができない分、日本の未来のためにがんばって欲しい」と願いこそすれ、「あの人達は戦前の産めよ増やせよ思想に漬かった時代錯誤家庭だ」なんて思うでしょうかねぇ・・・不可解すぎて怖いです。

政権批判したいなら自由ですが、子どもをダシに使うのだけはやめてもらいたいものです。