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新型コロナ空気感染?

2020年09月22日 | 時事
「3密」で感染するということはすでに空気感染を認めているわけですが、明言するといろいろ困るところがあるのでしょうね。

接触・飛まつ感染であれば、手洗い・うがい・マスクをしていればほぼシャットアウトできるのでしょう。現にインフルエンザなどはてきめんに減っているようですしね。しかし、今回の新型コロナはそれだけでなく、密集・密閉・密接な状況に長時間いると、いくら接触・飛まつ感染を避けていてもうつってしまう事例が初期から何度も報告されており、これは「密室の中では空気感染で広がる恐れがある」と言っているのと同様の意味であることは誰の目にも明白です。しかし、これほど疑わしいにも関わらず簡単に認めようとしないということは、「空気感染」という言葉にはおそらく別の意味が含まれているのでしょうね。「エアロゾル感染」とか新しい言葉を生み出してまで空気感染といいたくないみたいですし(笑)

空気感染が認められている代表的な病気には、結核、麻疹(はしか)、水痘(みずぼうそう) などがあります。今は治療薬があるのでそこまで怖い病気とは思えませんが、確かに結核などは隔離が必要ですし、それに伴っていじめなどの二次的な被害のリスクも生じるでしょう。空気感染では、今あるフェイスシールドなどは全く無意味であると誰でもわかりますし、マスクですら隙間を通り抜けて感染してしまうこともあるかもしれません。気をつけていてもどうしようもないなら逆に気をつけなくてもいいみたいな、変な同調意識が生まれ感染対策が機能しなくなることも心配です。おそらくですが、今やっと機能し始めた感染対策で、100%ではないにしろかなり抑制効果がでているわけなので、わざわざ空気感染という絶望的なフレーズを認めることはせず、ごまかしていこうという空気なのかもしれません(笑)