10年ぶり2度目の熊野詣で(笑)に行って来ました。
第一目的は、上記リンクにある10年前に断念した道を踏破することです。
当時は特別支援学校に異動しクーラーの下でほとんど動かない生活をしていたため、体がなまっていて30分ぐらい登った所でリタイアしてしまいました。しかし今はここ3年ほどジョギングを趣味にして20km以上走り続けられる体力は十分ついたので、チャンスがあれば是非挑戦しようと思っていました。気候的には5月がベスト、というかギリギリですし、車で行けば着替えなどの必要のない荷物は全部置いて身軽に挑めます。ならばと条件を増やし、湯の峰温泉から時計回りに赤木越えをして目的地の熊野本宮大社へ行った後、さらに大日越えをして戻ってくる一周17kmのプランを立てました。
元々の熊野古道中辺路は、京都から和歌山方面へ海沿いに南下した後、田辺という所から東に向かって山越えをする、約40kmあるルートを指します。地図で言うと②の左上に伸びている道につながり、ゴールは右下の本宮大社なわけですが、昔の人ならいざ知らず、中辺路全部は途中で1泊しても厳しそうですね。①の赤木越えは、元々田辺から来た人が湯の峰温泉に泊まるために使う抜け道のような感じの道で、自分の湯の峰温泉出発プランでは逆走する形になりますが、高低差などを考えると先に③の大日越えをして本宮を目指すよりも、時計回りに赤木越えから攻める方が後半が楽になる模様です。ちなみに赤木越えを終えて辿りつく発心門王子は5大王子の最後の1つで、例えばどこかの温泉地からここまで送迎バスか何かで来て、②だけ8kmほど歩くコースが、初心者にお勧めの中辺路ハイライトコースです。
7時過ぎ、暑くなる前に早速準備をして出発しました。大体500mごとに道しるべがあり、最初のが11とあったので、赤木越えは大体6kmだと分かります。ここは逆走なので数字は段々減っていくわけですけど、丁石など、こういう見通しがもてるよう目印が整備されているのは非常にありがたいですね。最初は一気に標高差400mをガーッと登る感じで、通称地獄坂と呼ばれます。10年前は確か10の先で直射日光が当たる区間があり、持ってきた水分の7割を飲み切ってしまい、それが心を折った最大の要因でしたが、今回はまだ十分余力を残していました。しかし通してみると日が当たるのはほとんどその区間だけで、地獄の登りも9までくると一段落しましたから、10年前は本当に一番苦しい部分を後少しの所で撤退したようでした。まあ、中辺路との合流地点に水場がありましたけど、今回でも抜けるのに2時間近くかかりましたし、残り5kmの道のりを我慢できたかと考えると、やはり撤退も止む無しだったかなあと思いました。ちなみに水分は、この時期なら補給地点を頼りに1Lも用意すれば丁度良い感じでした。8月は2Lくらいいるかもしれません(笑)
9時に船玉神社で湧き水を補充しつつバナナを食べ、30分で発心門王子へ。中辺路にもずっと道しるべがあるようで、赤木越との合流地点で59を見つけました。つまり本当ならここまで約30kmあったということですね。ちなみにゴールの本宮大社は76になるそうです。ここまでくると歩いている外国人の方やツアーの団体さんも多く見かけるようになりました。赤木越えは完全な登山道ですけど、ここからは普通に道路や民家の間をぬいつつ、たまに山道や林道を通っていく感じで、普通にトイレも自販機もありました。体は結構疲れていましたが、9割は下りなので歩きやすい感じですね。道案内の標識もしっかりしているので迷うことはなさそうです。この辺りはさすが世界遺産ですな。11時半に無事本宮大社へ到着。4時間半の道のりでした。10年前の友人は4時間でここまで来たとあったけど・・・少し寄り道して大鳥居を見に展望台へ行った分の誤差じゃなければ、やっぱ若さかなあ(笑)
本宮大社の雰囲気を満喫した後、喫茶店で食事をしつつお茶を補充してもらい(笑)世界遺産センターや旧社地の大斎原を経由して、今度は大日越えに向かいました。ここは完全な登山道で、標高差は200mくらいですが疲れた体でいくと登り切るまで結構堪えました。まあ1時間弱の道のりですし、途中寄り道して10年前には行っていない湯の峰の滝まで見られたので、十分満足して無事17km超を周回踏破することができました。食事や休憩なども含めると全行程7時間でしたから、ほぼ1日がかりですね。体力的には、富士山ほどではないけどやはり山越え2つ分はそれなりの疲労感があります。食事処が本宮大社周辺にしかないので、何か行動食を用意していかないとかなり厳しいと思いました。あと、リスやサルには会いましたけど、熊の気配はまったくなくラッキーでした。・・・熊野古道はそういう意味じゃない?(笑)
湯の峰温泉は硫黄泉なので臭いがありますから、今回は車で少し先の渡瀬温泉に入りました。露天風呂がめちゃくちゃ広く、温度の低い湯もあったのでかなり長い時間入って疲れを取りました。もう一つ、川をせき止めて千人風呂にする川湯温泉が有名ですけど、基本的に冬場に攻める場所のようです。ということは、3度目の熊野詣は冬に来ないとなあ・・・
第一目的は、上記リンクにある10年前に断念した道を踏破することです。
当時は特別支援学校に異動しクーラーの下でほとんど動かない生活をしていたため、体がなまっていて30分ぐらい登った所でリタイアしてしまいました。しかし今はここ3年ほどジョギングを趣味にして20km以上走り続けられる体力は十分ついたので、チャンスがあれば是非挑戦しようと思っていました。気候的には5月がベスト、というかギリギリですし、車で行けば着替えなどの必要のない荷物は全部置いて身軽に挑めます。ならばと条件を増やし、湯の峰温泉から時計回りに赤木越えをして目的地の熊野本宮大社へ行った後、さらに大日越えをして戻ってくる一周17kmのプランを立てました。
元々の熊野古道中辺路は、京都から和歌山方面へ海沿いに南下した後、田辺という所から東に向かって山越えをする、約40kmあるルートを指します。地図で言うと②の左上に伸びている道につながり、ゴールは右下の本宮大社なわけですが、昔の人ならいざ知らず、中辺路全部は途中で1泊しても厳しそうですね。①の赤木越えは、元々田辺から来た人が湯の峰温泉に泊まるために使う抜け道のような感じの道で、自分の湯の峰温泉出発プランでは逆走する形になりますが、高低差などを考えると先に③の大日越えをして本宮を目指すよりも、時計回りに赤木越えから攻める方が後半が楽になる模様です。ちなみに赤木越えを終えて辿りつく発心門王子は5大王子の最後の1つで、例えばどこかの温泉地からここまで送迎バスか何かで来て、②だけ8kmほど歩くコースが、初心者にお勧めの中辺路ハイライトコースです。
7時過ぎ、暑くなる前に早速準備をして出発しました。大体500mごとに道しるべがあり、最初のが11とあったので、赤木越えは大体6kmだと分かります。ここは逆走なので数字は段々減っていくわけですけど、丁石など、こういう見通しがもてるよう目印が整備されているのは非常にありがたいですね。最初は一気に標高差400mをガーッと登る感じで、通称地獄坂と呼ばれます。10年前は確か10の先で直射日光が当たる区間があり、持ってきた水分の7割を飲み切ってしまい、それが心を折った最大の要因でしたが、今回はまだ十分余力を残していました。しかし通してみると日が当たるのはほとんどその区間だけで、地獄の登りも9までくると一段落しましたから、10年前は本当に一番苦しい部分を後少しの所で撤退したようでした。まあ、中辺路との合流地点に水場がありましたけど、今回でも抜けるのに2時間近くかかりましたし、残り5kmの道のりを我慢できたかと考えると、やはり撤退も止む無しだったかなあと思いました。ちなみに水分は、この時期なら補給地点を頼りに1Lも用意すれば丁度良い感じでした。8月は2Lくらいいるかもしれません(笑)
9時に船玉神社で湧き水を補充しつつバナナを食べ、30分で発心門王子へ。中辺路にもずっと道しるべがあるようで、赤木越との合流地点で59を見つけました。つまり本当ならここまで約30kmあったということですね。ちなみにゴールの本宮大社は76になるそうです。ここまでくると歩いている外国人の方やツアーの団体さんも多く見かけるようになりました。赤木越えは完全な登山道ですけど、ここからは普通に道路や民家の間をぬいつつ、たまに山道や林道を通っていく感じで、普通にトイレも自販機もありました。体は結構疲れていましたが、9割は下りなので歩きやすい感じですね。道案内の標識もしっかりしているので迷うことはなさそうです。この辺りはさすが世界遺産ですな。11時半に無事本宮大社へ到着。4時間半の道のりでした。10年前の友人は4時間でここまで来たとあったけど・・・少し寄り道して大鳥居を見に展望台へ行った分の誤差じゃなければ、やっぱ若さかなあ(笑)
本宮大社の雰囲気を満喫した後、喫茶店で食事をしつつお茶を補充してもらい(笑)世界遺産センターや旧社地の大斎原を経由して、今度は大日越えに向かいました。ここは完全な登山道で、標高差は200mくらいですが疲れた体でいくと登り切るまで結構堪えました。まあ1時間弱の道のりですし、途中寄り道して10年前には行っていない湯の峰の滝まで見られたので、十分満足して無事17km超を周回踏破することができました。食事や休憩なども含めると全行程7時間でしたから、ほぼ1日がかりですね。体力的には、富士山ほどではないけどやはり山越え2つ分はそれなりの疲労感があります。食事処が本宮大社周辺にしかないので、何か行動食を用意していかないとかなり厳しいと思いました。あと、リスやサルには会いましたけど、熊の気配はまったくなくラッキーでした。・・・熊野古道はそういう意味じゃない?(笑)
湯の峰温泉は硫黄泉なので臭いがありますから、今回は車で少し先の渡瀬温泉に入りました。露天風呂がめちゃくちゃ広く、温度の低い湯もあったのでかなり長い時間入って疲れを取りました。もう一つ、川をせき止めて千人風呂にする川湯温泉が有名ですけど、基本的に冬場に攻める場所のようです。ということは、3度目の熊野詣は冬に来ないとなあ・・・
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